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3月3日、バッハが最も愛した楽器、クラヴィコードで弾くバッハ...

ピアノを代表する巨匠のひとり、アンドラーシュ・シフが、クラヴィコードを弾く!バッハのインヴェンションにシンフォニア、などなど、多彩な鍵盤楽器のための作品、2枚組で取り上げる、"Clavichord"。
ECM NEW SERIES/4857948

バッハが最も愛した楽器... とも言われるクラヴィコード。その響き、チェンバロに似ているようで、チェンバロのように弦を爪弾くのではなく、弦を下から突き上げて発音させる。というあたり、弦を上から叩くピアノに近いのかも... そういう点で、チェンバロよりもニュアンスに富むサウンドを生み出せる?一方で、そのサウンド、極めて繊細で、音量は小さく、公開で演奏するには向かない楽器。となると、奏者が自らのために弾く楽器(かつては、オルガン奏者の練習用楽器... )だったか?このあたりが、バッハが愛した理由なのかもしれない... 実に、親密な楽器なのである。

というクラヴィコードで、バッハ、10代の作品、カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」(BWV 992)に、長男、ヴィルヘルム・フリーデマンの練習用、インヴェンション(BWV 772-786)、シンフォニア(BWV 787-801)、クラヴィーア練習曲集、第3巻に収録されている4つのデュエット(BWV 802-805)、弟子たちの課題?半音階的幻想曲とフーガ(BWV 903)、そして、晩年、新時代を迎える中、旧世代の意地を見せた『音楽の捧げもの』(BWV 1079)、3声のリチェルカーレと、多彩な作品が弾かれる。

いや、クラヴィコードで弾くと、印象が変わる!で、バッハが自らのために弾いたサウンドがそこにある?と思うと、聴き知った作品も、よりナチュラルに感じられ... バッハの構築的なあたり、ちょっとグラマラスに響き出すのか... いや、シフが、思い切りよく打鍵していって、これまでのクラヴィコードの繊細なイメージを吹き飛ばすようで、ヤバい!てか、胸すくようなバッハが繰り出され、圧巻!

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