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焼きいものがたり5 ハッピーエンドとは?
私はハッピーエンドを望むタイプだ。
「人間とは意識的に感謝を発見できる生き物である。ただの快不快、衝動的なものではなく、ただ感謝することが出来る。この感謝スキルを与えてくれた神に感謝したい。」
良くわからない考えが頭をめぐる。
4のぼそぼそ編でも結局のところ、ハッピーエンドになった感じはある。
「しかし、これはどうする?」
今回私が手にしている🍠は、、、
ありえないくらい酸味があり、味が薄いのだ。
これは間違いなく「ハズレ」である。
🍠で酸っぱいと感じたことがある人はどれだけいるだろう?
「いや、腐ってないよね? そもそも食べて大丈夫なのか?」
だが、ここで気づく。
そう、私は人間であり動物、生物である。通常ならば結構強烈な酸味と、腐っているとすら疑っていしまうような🍠は身体的に拒否しているはずだ。
しかし、私は実はもう3口食べたのだ。3口も食べたのだ。
なぜだろう?
それは🍠の部位、位置によって味や焼き加減、水分量が違うことを知っているからだ。私は、この🍠は腐っているかもしれないがきっとどこかに美味しい部分があるはずだと信じて食べている。
このあと、腹を下すかもしれないし、それ以上の危険もあるにもかかわらず。
人間とはなんという愚かな生き物だ。
なんていうわけのわからない考えをしている間に、私は結構🍠を食べ進めていたことがわかる。
普段は目の前の🍠にただ集中しているが今回は思考が止められない。
「お、もうこんなに食べたのか。あと、一口でいけるな。」
やけどを恐れず頬張った。
最後まで味は良くなかった、、、、
結局、腹を下すことなく体調を崩すこともなかった。
ハッピーエンドだ。
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