頭で考えるよりも先に、体が動いちゃう

そういうタイプになってみたい。

何かやりたいと思っても、いつもあれこれ考えて結局やらない私。大人になってからは圧倒的に「石橋を叩きすぎて結局渡らない人」だ。
こういう仕事をやってみたい、でも○○だから無理か。そんな大きなこともあれば、さっと行動して、楽しかったね、いやイマイチだったかな、で終わればいいことまで。


今迷っていることだって、なんてことはない。
たとえば、近くでモネの美術展が開催されている。ちょっと行ってみたい。
でもSNSに上がっている行列をみると、うーんそこまでして見たいかな…と悩む。

よく知らないし、雰囲気や色彩が好みなだけで、見てもなにもわからないと思う。よく、わからなくてもいいんだよって聞くけど、それもよくわからない。
ちゃんとした美術館に一人はハードルが高いので、誘うとしたら母か。よくわからないけどちょっと気になるようなものに、2人分で5000円。時間はあるしもう少し迷ってみる。


もう1つは、ホルンを習うこと。
これは永遠に悩んでいる。
小学生の時、部活でコルネット(ほぼトランペット)をやっていたけれど、本当はホルンがよかった。子どもの頃にできなかったことって根深いよね。

綺麗な高音など小学生には出せないし、いつも主旋律なのも嫌だった。だから今でも、ホルンの吹奏楽でのあの立ち位置と、やわらかい音色に憧れたままだ。

ここで石橋をガンガン叩く。金額的なことも含めて、そこまでしてやりたいのか。金管の醍醐味は練習した音をみんなで合わせる瞬間にあって、延々ひとりで習い続けても楽しくなさそうだ。でも性格的に、アンサンブルとかに参加するのは重だるい。

考えている時間が無駄なのはわかっている。とりあえず数ヶ月やってみて、気が済んだら辞めればいいだけのことだ。音符を読んだり、違う楽器の運指を覚えるのは脳が刺激されて楽しそうだし、もしかしたら新しい世界が広がっている……かもしれない。



きっと人生損しまくってるんだろうけど、この性質のおかげで知らずに回避できていることも、たくさんあるはずだと信じている。
ただ、せっかく春が近いので、もう少し軽やかな心と体が欲しい。

#日記 #今こんな気分