一粒の雨と一粒の涙

今日はバイトの帰り際は思ったより冷え込んだなぁ。そりゃそうか10月だ。季節感は本当にすっ飛ばして、ずっとマスク、アルコール消毒、手洗い嗽。店に行っても同じ景色。そういや、秋刀魚が不漁で出回ってないのもスーパーでの買い物時に季節のパラメーターになる。唯一冬に近づいたなぁと思ったことは鍋料理のスープが販売され始めたり、自販機のホット欄が増えたり。

家はあまりテレビをつけっぱなしにしたりしない。天気予報も注意して見ているが、それも必ずしも毎回ではない。洗濯機をまわして外に干せるか、その時に天気予報がやってなければデータ放送を見る。昔はPCを付けっぱなしだったから、リアルタイムでニュースや天気予報を見ることができたけど、今はこうして寝る前に作業をするぐらい。仕事をしていた頃は家に持って帰って作業をしていたなぁ。そんな学生の宿題じゃないんだから。賃金が発生しなくて、上司もやっているから右へ倣え、悪しき事例だよ、全くもって。

昨日の記事にも書いたけど、バイト先は治療に専念して、復帰できたら連絡してきてとの回答。家内曰く、「あんたは何処までブラックなところにいたの?」と呆れ顔。バイトでも保証があるところはある。年金、社会保険、有給休暇。今のバイトは社会保険と有給休暇はない。外国籍を雇う以上、社員ではないと保険も有給休暇も与える事はできないそう。まあ、どこの企業にも爪弾きにされ、尚且、たどり着いたGtの講師。その時も2足の草鞋を履いて頑張ってきた。なのに、いきなりの首宣告。そんな事になるのだったら、最初の講師を残しておくべきやったと後悔しても過ぎた話。その時にやっていたバイトも自分のヘマも多かったし、飲食だったので、よく食器を割って怒られたもんだ。作業の分担化を推奨している割には、手が空いたらそれやって、これやって、と目の回る忙しさ。なのに、休憩は時間通りにとらないと怒られる。忙しいから前倒しして酷く怒られた事もあったなぁ。

講師を首になってこのバイトを続けるつもりでいたが、ずっとそりの合わない娘がいて、その娘は厨房、自分はホール。料理が出来たら持っていく。しかし、タイミングがあって、出来ていても他の料理ができるまで待つこともしばしば。おいらはこのタイミングを間違えてしまい、その娘に鬼の首を取ったように文句を言われた。その頃は鬱も再発してひどい状況になっていたので、もうパニック。手が震えて小鉢を置けないわ、足はガクガク、すかさず上席が、「今日はもう上がって下さい」とピシャリ。これが、一服してきてとか、少し休んでならまだ救いようが合ったかもしれない。翌日、辞める旨を伝えて、その月で結局そのバイトも辞めた。

それでも家族の為、自分の為とバイトを探しては応募して、一喜一憂していた。中でも面接地が遠い場所で勤務地は近くなのだが、面接官と気があってやる気を見せてきた。案の定、その面接は通って、採用待ちになっていたのだが、コロナ禍のせいで、お流れになってしまった。定期的に連絡を入れていたのだけども、回答は同じで、受け入れ先がストップをかけているとの事。しかし、自分が応募したバイトがまたバイト紹介サイトに出たので、連絡。でも同じ回答。やっぱり鬱持ちは仕事できないんだろうね。

そこからも諦めずにバイトに応募しまくっていた。けれども、面接まで行けたのは数える程度。そりゃそうだろう、40半ばにして、バイトの応募なんて。受け入れる側も何かあるかと思うだろう。そんな中で、今のバイトに落ち着いた。面接時に仕事内容を言われ、良い面と悪い面、当日のドタキャンは勘弁して欲しい云々。じゃ、この日から来てもらえる。と、その場で採用が決まった。

でも決まって、仕事も覚えて、一人で任されるようになったにも関わらず、自分の中では撃つ以外の病気が蝕んでいた。鬱は「過去にそういった子いたから」と一蹴。「体調面でなにかあれあすぐ言いなさい」本当に嬉しい言葉だった。まあ、勤務時間だけはブラックだけど、それ以外はブラックかと言われれば別にブラックではない。やっぱりこのバイトに採用されたのは神のいたずらか、はたまたたまたま運が良かっただけなのか。

今日は天気が悪かった。雨が降っている。目尻にあたって、流れ落ちたけど、涙なのか、雨なのか分からない。感情は堕ちる一方。やっぱりショックはショックだからね。

さて、明日も仕事。頑張るか。

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