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大好きな地元をもっと知りたい【わたし、島で働く。】

「大人の島留学」は、島での仕事を中心としたお試し体験移住制度です。
現在、「大人の島留学では具体的にどのような仕事があるの?」というお問い合わせをたくさんいただいております。そこで、大人の島留学編集部が実際に仕事現場に行き、仕事の様子や仕事への思いをインタビューしてきました。多種多様な大人の島留学生の仕事をご紹介する企画『わたし、島で働く。』をお届けします。

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こんにちは。大人の島留学編集部です!
今回は、西ノ島町役場観光定住課に所属し働いている伊藤圭那さんにお話を伺いました。伊藤さんは、西ノ島町出身です。西ノ島のこと、西ノ島で働く大人のことをもっと知りたいという思いで働いています。

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お話を聞いた人:伊藤圭那(いとう けいな)さん
大学3年生(取材当時)。隠岐郡西ノ島町出身。隠岐島前高校卒業後、地域協働学部へ進学。2020年10月から大人の島留学生として隠岐郡海士町でのお試し移住をスタート。

1.伊藤さんのお仕事

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ーよろしくお願いします!早速ですが、伊藤さんのお仕事内容について教えてください。
伊藤:私は、西ノ島町役場観光定住課にデスクを置かせてもらいながら、西ノ島役場を中心に多岐にわたる業務を行っています。私の1週間のスケジュールはだいたいこんな感じです。

月曜日:終日フリー(フリーの時間は広報物の作成などにあてています)
火曜日:西ノ島町コミュニティ図書館いかあ屋(※)
水曜日:午前中は野菜集荷、午後はフリー
木曜日:朝8時半から午後3時頃まで移動販売
金曜日:休み
土曜日:西ノ島町コミュニティ図書館いかあ屋
日曜日:休み

例えば、12月入ってすぐは、西ノ島町への移住希望者向けのパンフレット作成を行っていました。また、毎週木曜日の移動販売では、商店のない4つの地区にトイレットペーパーとかおむつとかの生活用品、食料品を販売しに集落支援員や農協の方のお手伝いをしています。毎週火曜日は、いかあ屋で学童をやってるのでそこの子供達の遊び相手になったり、書架整理、イベントのお手伝いなどをしています。

※いかあ屋・・・西ノ島町コミュニティ図書館いかあ屋。詳しくはこちらの動画をご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=cpH86clJnQc

2.インタビュー① 毎日、海士から西ノ島に通っています

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ーそもそも、伊藤さんが大人の島留学をしようと思ったきっかけはなんでしたか?
伊藤:2020年9月、家督会青年部(※)が主催で、島で働いている大人と話すオンラインイベントがありました。その時の私は暇をしていて、しかも、海士町の特産品をもらえると聞いたので応募しました。そのイベントに役場職員の方がおられて、そこで初めて大人の島留学が始まることを知りました。そのころは、コロナの影響で、4月から大学の授業がオンラインになり、バイトと家の往復になって嫌になった時期でもあって、地元にも帰れるし、「良いタイミング、行こう!」と思って連絡を取ったのがきっかけです。

※家督会(あとどかい)・・・隠岐島前高校の同窓会

ー同窓生が集まるイベントがきっかけだったんですね。伊藤さんは、大人の島留学生として今、西ノ島町役場で働いていると思いますが、なぜ今の職場で働くことに決めたのですか?
伊藤:西ノ島の人がどういう風に働いているのか知りたいという純粋な気持ちがありました。私は西ノ島出身ですが、島の大人の皆さんがどういう風に働いているのか知りませんでした。親からの話は聞いていたけど、実際に西ノ島で働く現場を見てみたいと、仕事を決める際の面談で相談したら西ノ島町役場の職員さんとつなげていただきました。それで、今、西ノ島町役場で働くことができています。

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(課長さんに週に1回活動報告を行っています。)

ー大人の島留学を始めた最初から西ノ島町で働きたいと思っていたのですか?
伊藤:仕事を決める2020年10月当時は、大人の島留学制度が始まったばかりということもあり大人の島留学生の活動フィールドの中心が海士町でした。西ノ島にもあったらいいな、でも、どうやって西ノ島でできるだろうか、という疑問が生まれて「西ノ島のことを知りたい」という思いが湧いてきて、西ノ島で働くことに関心が移っていったという感じです。

3.インタビュー② 今、ここにいることが大切

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ーここからは、伊藤さん自身の思いについてお伺いしたいと思います!伊藤さんは、大人の島留学で働くことを通して、何か新たな気づきや変化はありましたか?
伊藤:私は今、大学3年生でこれから就活なのですが、実際に働く中で、仕事に求める条件がなんとなく見えてきました。今まで、決まってなさすぎたのと見えてなさすぎたのはありますが(笑)デスクワークというよりかは、現場に出て直接人と関わるような仕事をする方が自分にとってワクワクするんだとろうという気づきを得ることができました。
今、集落支援員の方や地域の人と関わりながら行うお仕事が楽しいです。直接人と関わるような仕事がしたいと思うようになりました。

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ーこれからの指針が見つかったというのは、大人の島留学が掲げている「私は島で人生のヒントを見つける」というメッセージに通じるところがありますね。今、伊藤さんがお仕事をしていてモチベーションになっていることはありますか?
伊藤:今、西ノ島で働けていること、西ノ島のことを「働く」という新しい視点から知れていること、それ自体が自分のモチベーションにつながっています。私が島帰ってきただけで地元の人に喜んでもらえて、それがとても嬉しいです。
あと、こうやって働いてたら、親の人脈だけではなく自分で知り合いを作っていけるのが初めてのことでした。今までだと「あっ、伊藤さん家の!」って感じが多かったですが、今はお仕事で関わっているIターンの方など、自分から人脈作っていけるのが嬉しいし、新鮮です。

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4.おわりに

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今回は、西ノ島町役場で働く伊藤圭那さんのインタビューをお届けしました。地元ではあるけれど、「働く」という新しいカタチでお試しUターンを行っている伊藤さんのように、大人の島留学では全国各地の若者はもちろんのこと、地元出身、島前高出身の若者のチャンレンジを応援しています!
伊藤さん、貴重なお時間と素敵なお話ありがとうございました!
また、取材にご協力いただきました、西ノ島町役場観光定住課の皆様に感謝申し上げます。

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