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「好き!」がつながる仕事【わたし、島で働く。】

「大人の島留学」は、島での仕事を中心としたお試し体験移住制度です。
現在、「大人の島留学では具体的にどのような仕事があるの?」というお問い合わせをたくさんいただいております。そこで、大人の島留学編集部が実際に仕事現場に行き、仕事の様子や仕事への思いをインタビューしてきました。多種多様な大人の島留学生の仕事をご紹介する企画『わたし、島で働く。』をお届けします。

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こんにちは!大人の島留学編集部です。
今回は、株式会社海士で働く藤田みなみさんにお話をお伺いしました。
藤田さんは、キンニャモニャセンターにある船渡来流亭(セントラルてい)の厨房スタッフ、同センター内にある売店の島じゃ常識店で勤務を中心に、社内のデザイン一般の仕事も請け負っています。

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お話を聞いた人:藤田みなみさん
大学4年生(取材当時)。大阪府出身。高校卒業後、関西の大学に進学。「実家から一度は出て、生活力を身に付けたい。どうせなら簡単に帰れないところがいい」と思い立ち、2020年8月から大人の島留学生として、隠岐郡海士町での体験移住をスタート。

1.藤田さんのお仕事

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ー藤田さん、今日はよろしくお願いします!まず、最初に藤田さんのお仕事について教えてください。
藤田:はい、私の仕事は大きく分けて3つあります。まず、セントラル亭の厨房で調理を担当しています。もう一つが、売店の常識店のスタッフです。そして、上2つのシフトの中で余裕がある時間にデザイン関係の業務です。
大人の島留学が始まった当初は、セントラル亭でひたすらオムライスを作っていました。8、9、10月は厨房に立っていることが多かったですが、11月からはポスターや広報に使うチラシ、リモートトリップに使用するバナーなどデザイン関係の仕事も担うようになりました。
勤務時間は、どこのシフトに入るかによって変わってくるんですけど、早番の時は7時半からで売店に立っています。

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(藤田さんが作るオムライスはとっても綺麗で美味しいです。)

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(藤田さんが作成した広報物)

2.インタビュー① 実家を離れて、ひとり海士町へ

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ーまず、お仕事のお話の前に、もともと大阪から海士町に行こうと思ったきっかけはなんでしたか?
藤田:日本仕事百貨のサイトを見るのが趣味で、偶然、海士町の求人を見つけました。私が良いなと思ったのは、ふるさと納税に関わる企画の仕事だったのですが、当時、その会社は新卒採用を行っていなかったので、別の会社を紹介していただきました。それが今勤めている株式会社海士です。
これ、実は裏話があって…… 私が日本仕事百貨で拝見した会社と今勤めている会社の社名がとても似ていたので、同じ系列の会社だと思って海士町に来たんです。そして、働き始めてから別の会社だということに気づきました(笑)話すと長いんですが、私が海士町に来た背景はこんな感じです。
また、「21年間、大阪で親のすねかじりすぎててやばいなあ、大学卒業後社会に出る前に、一人暮らしせなあかんなあ」と思ってすぐ実家に帰ることのできないところにしようという思いもあったので、海士町に来ることに決めました。

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ーえ!勘違いしていたんですか!(笑)そしたら、最初のころの藤田さんにとっては驚きの連続だったと思いますが、今のお仕事はどうですか?
藤田:今の仕事は自分の「好き」や「興味」がつながる瞬間が多いので、それがとても楽しいです。
例えば、お店に来店されるお客さんとお話したりする時間が好きです。海士町には大阪からのIターンの方が結構おられるので、そのお客さん達と繰り広げる地元トークが楽しみの一つですね。
また、私の焼いたオムライスが食べたいと言ってくれて、わざわざスケジュール調整してレストランに来てくださる方もいるのがありがたいなあと思っています。私は自己紹介の時に、レストランで働いているというより「オムライスを焼いている」と伝えたほうがわかりやすいかなと思って、オムライス焼いてます〜っていろんな人に言っていたんです、そしたらたくさんの「オムライスファン」ができました(笑)

3.インタビュー② オムライスがつなぐご縁

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ーちなみに私もオムライスファンの1人です! 次に、藤田さんのお仕事に対する思いについてお伺いしたいと思います。藤田さんは今のお仕事に対するモチベーションはありますか?
藤田:はっきり、これ!というものはないかもしれませんが、出会う「人」というのが私のモチベーションになっています。売店のお客さんとお話ししたり、私が作ったオムライスを食べに来てくれる人がいるっていうのが原動力になっていると思っています。
この前、レストランで味やサービスに関する満足度調査のために、アンケートの記入用紙を作成してテーブルに置きました。そしたら、子供さんが「美味しかった、みなみちゃん大好き」と感想をくれたのが本当に嬉しかったです。

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ー藤田さんのオムライスファンは本当にたくさんいますね!
最後に、皆さんにしている恒例の質問をさせてください。今まで藤田さんが大阪にいた時と比べて、比較して小さなコミュニティーである「島」で働くことについて、藤田さんはどのように考えていますか?

藤田:「島で」働くことでいうと、、、仕事の技術も大切ですが、周りの人との関係構築が大事、仲良くできることが大切だと思っています。
「島」は人が優しくて、住む家も仕事もあるので今のまま生きていくこともできるのかなと思いますだからこそ、私は技術的な面をより一層磨きたいです。
私はもうすぐで大人の島留学期間が終わりますが、もし島に戻るならなんらかのスキルを持って帰ってきたいです。もっと交渉力や営業力をつけて、デザイン周りの技術と経験を豊かにして行きたいと思っています。
また、島は、「つながる」ことが地元の大阪よりも早いなと思っています。人や興味のありそうなことなど、島のコミュニティの中で誰かが誰かの知り合いなので、ありえないスピード感で事が進むのは島ならではだなと思いますね。

4.おわりに

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今回は、株式会社海士でレストランの厨房スタッフ、社内のクリエイティブ、デザイン関係の仕事を行っている藤田みなみさんのお話をお伺いしました。
藤田さん、貴重なお時間と素敵なお話ありがとうございました!また、取材にご協力いただきました株式会社海士の皆様に感謝申し上げます。

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