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BLには女がかなり入ってくる ~百合からの他文化観察~

 BLはけっこう女性キャラクターの介入とかそういうの、多いですよね。上記のはさすがに扱い良すぎる気はしますけど。

 てなわけで。そういえばBL界隈で女性キャラ登場の扱いはどう見られているかを確認したことがないなあと思って、「ちるちる」を見てみました。まあ、「ちるちる」もいろいろと批判されてたりもしますが。

BL漫画(コミック)、小説レビューサイト【ちるちる】より

 百合界隈と決定的に違う部分は検索項目に「ゲイ」「ノンケ」の両方が存在するところですね。百合でこういう点で検索できるようにする試みは、おそらくはまずないでしょう。

 ちなみに、「ノンケ」とは「その気がない」というところから転じた、異性愛者を意味する俗語です。同性愛者間で生まれた言い回しであり、まったくもって学術的ではないので、マニア以外が目にするのを想定する場面では普通使いません。(確か『コミック百合姫』の漫画が、何故か注釈なしに使っていた気がしますが、記憶違いだったらごめんなさい。)


 そんなことを考えていたら、「そういえばまだ見ていなかったなあ」と思って劇場アニメの『海辺のエトランゼ』を見ました。メインカプ以外の主要キャラが女性ばっかという、けっこう妙な構成のBL作品です。

 これの原作漫画は、まあ漫画としては好きなんですけど、ストーリーとかいろいろ「ちょっと、う~~~~~ん」な個人的感想。

 アニメ版は、私が原作に感じた「ちょっと、う~~~~~ん」なところもだいたい似たような感じに落とし込んでいて、やっぱり「ちょっと、う~~~~~ん」となりました。まあ、決して全体的に悪くは思わないのですが。(濡れ場が原作よりちとぬるいのは仕方ない。)

 私はBLに関してはまったくと言っていいほど詳しくないのですが、それでもここまで女性が介入してくる作品も珍しいような気はします。

 ちなみに。『海辺のエトランゼ』をAmazonで検索したら、劇場版アニメは残念ながらアマプラ見放題の対象にはなっていませんでした。

 私が加入しているDMM TVには今でもプレミアム見放題対象内にあるのですが。(以上の配信の情報は2024年4月30日現在のものです。)

 『海辺のエトランゼ』から始まる「エトランゼ」シリーズはけっこうな人気シリーズということもあり、1巻完結となっている漫画『海辺のエトランゼ』はたまにAmazonで期間限定無料をやっているようです。今見たら、ちょうど2024年5月10日 23:59 までブラウザ閲覧無料をやっていました。


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