死神と小説家 11話 「君と共に」
ついに彼女の行く末が決まる時です。
では今回もカナリアさんとの
お話からどうぞ ° ✧ (*´ `*) ✧ °
11話「君と共に」
「いつも読みに来てくれてありがとう。
また会えて嬉しいよ。
今日は何の話をしようかな......
そうだ!
誰かと時間を共有する時について話そう。
誰かと一緒に過ごす時
君はどんな基準でそれを選ぶだろうか?
考えた事はあるかな?
今まであまり考えたことがないのなら
少し考えてみるといいよ。
自分が誰かと一緒にいる時に
何を重視しているのか。
今、目の前のこの時間の中で
何を大切にして過ごすのか。
何も難しい事はなくて、決めるだけで構わない。
「少しでもいいから楽しみたい」とか
「安心感を感じたいとか」
そんなのでいい。
それを、ただ決めるだけでも
少しずつ心境が変わっていく。
どうしてかって?
今まで無意識に過ごしていた時間の中に
君自身の意図が含まれる空白が生まれたから。
その一瞬の余裕があるだけで
今まで無意識に操られていたハンドルを
自分で操縦する事ができる様になる。
外の状況に反応する状態から
自分の心境を選べる立場に変わるんだよ。
そうすれば、同じ環境の中でも
感じ方が少し変わるんだ。
もうひとつ、少し違う見方をするのなら
1番最初に君が共にいようと決めたのは
君自身だ。
病める時も、健やかなる時も
喜びの時も、悲しみの時も
貧しき時も、富める時も
君は君と共にいる事を決めて
ここに生きているんだ。
だから少しでも自分が健やかな心境に
なれるように、自分の心境を選んであげてね。
さて。
物語の彼らは、どんな時間を共にするのかな?
じゃあ、読み終わったら、また会おう。
カナリア
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