年金が少ないので、自分で山小屋を建てて
シカニクを食べるトモダチ*続続*
友達は、山小屋を自分で建てました。
まあ、今流行りのDIYといえば、そうなんです。
平成16年ごろから、景気が悪くなったので、
「売れなくなった。」と友達は話していました。
事業をたたんで、シャキンを返し、
昔、景気のいい頃に、無駄に買っていた栗林に、
住むことにしました。
「なんで、そんな所買ったのさ。」と私。
「やあ、栗拾いしたら、楽しいかな。と思って。」と彼。
山小屋は、2、3百万で建てたそうです。
普通に、ホームセンターで売っている材料で、
建てています。
見に行ったら、急な斜面に小屋が、建っているので、
そこらの、草を掴んで登らないといけない程の、
怪しさです。
でも、本人は、とても満足している。
「今は、ダニがいないと思うけど、寒くなったからね。」と彼。
「え!」と、私たち。
「暑い時には、草むらからダニが飛んで出てくるから、、。」と彼。
「なんで、、。」と私。
「ダニが、住んでる、ほら」と、ズボンの裾をめくって、
赤くなっているところを、見せてくれました。
小屋の周りは、草ぼうぼうなので、
何処からでも、ダニが飛んできそうで、
ヒヤヒヤしていると。
「もう、寒くなったら、出ないよ。大丈夫。」と彼。
「草を、かったら、。?」と私。
「ああ、そうだね。
しばらく、あの詐欺師にこき使われて忙しかったからね。
また、かるよ。
ほら、栗もなってる。良いところでしょ。」と彼。
「う、うん。」と無理矢理に、頷く私たち。
(ちなみに、私と旦那です。)
「栗拾いしようと思ってたのに、クリを目当てに、
熊がくるからね。」と彼。
「くま!!」と私。
「大丈夫、犬飼ってから、来なくなった。」と彼。
「そう、良かったね。(><)。」と私。
一通り、案内してもらってから、帰りました。
入り口に頭蓋骨が飾ってあるので、
「これ何?」と聞いたら。
「しかの頭蓋骨、魔除けで、飾っている。」と
得意げに話しました。
”え!人間様が、来ないように?”
「近くに、滝のあるキャンプ場があるから、寄って帰ったら?」
と彼。
「う、うん。」と私。
おすすめに従い、キャンプ場に寄りましたが、
人っ子一人いないので、あの話の後では、クマが怖くて
あまり、楽しめませんでした。
いつも、人混みは嫌だなとは思いますけど、
誰も居ないのも、ホラー的な怖さがあります。
田舎暮らしも、大変です。
ほどほどの、田舎暮らしが良いなと思った私です。
終わり。
お読み頂きありがとうございました。
最後まで、読んで下さってありがとうございます! 心の琴線に触れるような歌詞が描けたらなぁと考える日々。 あなたの心に届いたのなら、本当に嬉しい。 なんの束縛もないので、自由に書いています。 サポートは友達の健康回復の為に使わせていただいてます(お茶会など)