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味も気も無い日常

一方的な程良い距離感は粗末な扱いを背負わせて

取り戻せないほどのヒビ割れを作り上げていました

長年付き添った時間は最早何気ないモノに

積み重ねを崩すのは何とも呆気ないモノで

日常と呼べる日々を過ごせていたのかと

来る日の別れで疑問にはっと気付くのでした

振り返れば味も気も無い日常を装っていたようです


床に散らばった湯飲みはしんみりと佇みながら

じっとりとこちらを見ているようでした 

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