トライ&エラーしかない

たぶん何度か書いているのですが
大企業のヒストリーよりも
個人オーナーの切磋琢磨するストーリーが好きで。
今の自分の立場に近いので共感できるからでしょうね。

面白い記事を見つけました。

煽ったような見出しでしたが内容はしっかりしていました。

なんとなくピンときて始めたキッチンカー。
クレープ屋さん。
初期費用もできるだけ抑えていざ出店。

しかし出店するとテナント料が20%取られることが判明します。
でも出店しないと始まらない。

営業初日。
家ではうまく焼けていたのに緊張して店ではうまく焼けない。
3日目ぐらいからようやくまともなクレープが焼けるようになります。

売上は想定よりもずっと低空飛行を続けます。
オーナーはどうしよう、どうしようと悩み色々試行錯誤をして
大きさ・料金ともに半分のミニクレープを開発。
これがヒットします。

ただし問題点がありました。
大きさが半分になったとはいえ、焼く手間は以前と変わりません。体力勝負です。
たまたまオーナーの前職が消防士で体力には自信があったので乗り越えられました。
ただし「一生できる仕事ではない」と気づき始めます。

売上も軌道に乗ってきたころ、コロナ禍が直撃します。
飲食店は休業すれば給付金を貰えるのですが
実はキッチンカーは対象外でした。

元々ずっと続けられないと感じていた頃にこのコロナ禍が重なり
廃業を決意します。

オーナーにはキッチンカー時代から疑問に感じていることがありました。
出店者と出店場所のマッチングです。
仲介業者は以前から存在して
オーナーも利用していたのですが仲介料をそれなりに取られます。
そのくせ、連絡などは直接オーナーが受け入れ側にしていたので
「これ何の仲介料?」状態だったのです。

そこで次はこの問題を解決するためにマッチングサービスを作ることに。
今に至ります。

リアリティがあっていいですね。
というかリアルですが。
営業初日は緊張でクレープが焼けない部分とかも最高ですね。

起業の現実というか、まさにこんな感じで
走りながら修正していくしかないのです。
シミュレーションはほどほどでやめときましょう。
と自分に言い聞かせながら。

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