本屋ビジネスのお勉強①

たまに本屋関係のニュースは見たりしますが、しっかり理解できているわけではないので基礎知識を入れておかないといけません。
頭の整理のために書いておきます。

こちらの記事をまとめ

日本の書店の特徴は雑誌が多いということです。
雑誌は週刊とか月刊なので、書籍に比べて回転率がよく売上の柱になってきました。
出版社と書店の間には取次という卸屋さんがおり
彼らは雑誌を書店に持ってくるついでに書籍も併せて運んできていました。
これは日本独自のシステムです。

しかしデジタル化の波に押され、特に雑誌が売れなくなってきました。
そうなると売上の柱を失った書店は毎年閉店ラッシュに。
さらに取次と打撃をうけて、記事を読む限りでは
全社が赤字ではないでしょうか。
仕組みが破綻しています。

ではもう書店の経営に手を出すのはやめた方がいいのか?ですが
筆者は改善点を2つ出しています。

①粗利率の向上
欧米は先述の通り、元々本屋に雑誌がありません。
しかしそれでも経営が成り立つように発展してきました。
つまり書籍の価格が日本よりも高いのです。
だから利益もしっかり取れるので今でも独立系書店が増えています。
これを自分のやりたいお店に当てはまるならば
やはりドリンクの販売、イベントの実施
でしょう。
これら利益率が高いものを書籍販売と組み合わせます。

②直仕入れ・買い切り
これはまだまだ調べないとダメなのですが
仕入れた新刊本は返品できる制度があります。
ただしその分書店の取り分が20%とかその程度に抑えられてしまうのです。
これを、返品なしで買い切り
つまり書店側が全てリスクを引き受ける形にすれば
その倍ぐらいまでは利益率をアップすることができます。
まさに古本屋はこっちですね。
店主がみずから本を買ってきて利益のせて販売しているので。
新刊本はこれをやるのが個人ではちょっと難しいのです
(ワンピースの最新刊とか個人書店であまり見かけないですよね)。
この辺の仕組みはまたお勉強。

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