取次大手の現状

こんな記事を読みました。

日販の幹部インタビュー記事ってレアな気がします。

けっこういい記事だと思いました。割と本音で語ってくれてる感じ。
例えば、
トップカルチャーが日販からトーハンに傾いているという質問に対して
「彼らの判断の中で将来計画をどう立てたか、というだけの話かなと思う。あとは嫌われているか。

他にも、
コンビニ流通から撤退したあとトーハンが引き継ぐことになったことについても
「「この状況を作ったのは日販だ」というふうになっているが、いやいや、ちょっと待ってくださいと。次やる人が「3月」って言えばいいんじゃないの?というのが本音だ。あとは、トーハンさんに7月開始を守ってもらいたい。」

もちろん日販とトーハンは競合なんですが
けっこうチクチク刺すなぁと思いながら読んでいました。

取次の状況から見えてくることも参考になります。
まず早期退職を募っていること。
理由も書いてありますが、事業の多角化を進めてはいるが
うまくいったとしても規模は大きくならないと断言しています。
見通しは明るくはないですね。

その他、業界のトピックスがいくつか書いてあるのでざっとまとめ。
・日販の子会社がTSUTAYA事業を受け入れた。実は TSUTAYAのFC事業はまだ利益が出ている。たぶん本部の利益のことだと思います。
・文具の卸に注力している。本屋でもよく文具がいっしょに売ってますね。
・無人書店ほんたすのことも少し。でも売り上げのこととかは書いていません。

本屋に興味がある方、是非記事本文を読んでみてください。
色々勉強になるはずです。

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