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通り過ぎて行く被写体。そこに留まるカメラマン。

二年くらい前に何度か撮らせてもらった子のInstagramを見たらアイコンが双子の赤ちゃんと写っている写真になっていた。

20歳で結婚しているのは知っていたのだけど。何というか女性の場合、生活が一気に変わる事って多いのだろうな。と。

女の子が被写体として撮ってもらいたい。と思う時期って20歳位からだとして、それから就職したり、結婚したり、子どもが生まれたりと環境が変化して、その時その時の優先する事とかも大きく変化していく。

それに比べて、ポートレート撮影しているカメラマンは、ずっとその場所と言うか、時間に留まっている。もちろん、撮影するスタンスとか変わっているのだろうけど。
その被写体とカメラマンのスタンスのコントラストは激しく違う。

そう考えると、カメラマンはずっとポートレート撮影に留まって、その前を女の子たちが駆け抜けていく。そんな瞬間瞬間がポートレートなんだろかと思う。

ポートレートはせつないもの。と聞いたことがあるけど、確かにせつなくて儚い。

きっとそんな事を何十年も思いながら撮っている諸先輩方はたくさんいるのだろう。

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