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多様性は平和主義。

 多様性。その平和主義は嫌いじゃない。

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 ありのままを受け入れるだなんて、そんな難題をいとも簡単なことのように。。。
 実現は、難攻不落の敵要塞に、季節外れの竹槍で立ち向かうほどに難しい。
 だから理想だということはわかる。

 人類はこれまで危うい橋をおそるおそる渡り続けてきたじゃない。今この時代だって、脆弱な吊り橋の道半ば。始末を知らないあのエネルギーや、バベルの塔の資本主義、あらゆる地球生命体の頂点に立ったという驕りが招いた脅威のヴィールス。ありのままを受け入れることなく、いつだって最善という脆い橋を渡ってきた結果がコレだもの。わたしたち人間は、発展・進化という旗印の下、危なっかしい一本道に自らをけしかけて、おぼつかない足取りで前に前にと歩き急いできたんだよ。

 だから、不安定でも、理想論でも、先鋭化の槍に追い立てられることのない安寧の多様性。いったん立ち止まって、周囲を見まわして、認めてみて、受け入れ努力をしてみようじゃないか。

 多様性は、ある意味、わたしたちを正気に戻す人間スイッチなのかもしれないね。


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函館を舞台とした「剥がれた時間」への遡行。全138ページ。
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