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ウルトラマン、帰る。

 折に触れ、何かと取り上げられる昭和。

 先般、昭和歌謡をレコードで聴く凝った人々が特集されていた。

 昭和歌謡。
 親の鼻歌で継がれることもあれば、同僚から、という伝播もある。
 テレビが繋ぐこともあれば、ネットが媒介になって受粉するように花を咲かせることもある。

 昭和を知らない人も、昭和に戻っていく。

 そういや昔、ウルトラマンが帰ってきたことがあったっけ。生まれては帰ってくるウルトラマン。平成、令和の波に乗り、彼らは今日も健在だ。
 ウルトラマンはいつだって「未来(光)の国からぼくらのために」時間を渡って「来るぞ(来たぞ)、我らのウルトラマン」なのだ。

 そんなウルトラマンを昭和に帰してあげたら?

「ああ、そうだった。大人も子どもも、みんなおおらかだったんだ」

 3分間で1週間分の仕事を成し遂げる超効率化の宇宙戦士も、ふっと肩の力を抜くに違いない。

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