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点と線も句読点。
点と線の人々が暮らす点と線の街。
点と線は、この世では概念でしか存在しないんだ。概念から抜け出て現実の世界に顔を出したつもりでも、どんな点と線でさえ、顕微鏡にかかればたちまちのうちに面であることが暴かれる。
そんな点と線の人々が元々住んでいる概念上の世界を絵で映し取ってみた。
現実に出現する概念世界の点と線の街だ。
概念は具現化されることで、理解の層に刻まれていく。
モノゴトをいちいち仔細にとらえていくと、私たちが暮らす第三次元時間軸運命共同体世界には、あらゆるところに手に取ることのできない概念が大手を振って具現化されている。その数といったら、ディズニーランドのホーンテッドマンションに現れる、尽きることのないゴースト並みだ。
赤という色にせよ、家という器にせよ、この世に形を与えられた概念はその瞬間から時間軸と運命をイツにする命と化す。
概念は永遠で、具現化で息をし始めると、まっとうするまで生きる命を与えられ、死んでいく者となる。
だいじょうぶ。私たちはまだ死なない。考え続けていられるのだから、間違いなく息をしている者でいる。思考対象の点を結びながら、時間軸の流れに揺られている。
考えてもお金にはならない。無駄? そうは思わない。これらは時間軸に刻む証の句読点。句点、読点のない人生なんてつまらない。
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