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幸せの種。

 noteで出会った愛猫物語。
 飼い犬に連れてこられた野良子猫は、家にはつかずにワンコになついた。で、家に居ついた。以来、何をするにもワンコと一緒。ドライブは2匹そろって窓から顔出し、散歩となればワンコのあとを追う。

 ある日、ご主人様がワンコに「ワンは?」と問うた時、なんとニャンコがワンと鳴いたつもりで声出した。おやつほしさもあっただろうが、ニャンという奇跡。

 noteで出会ったお話は、巡り巡って伝播する。ここでの開花も旅の途中。風に乗り、電波に乗り、ネットを流れてまたどこぞにひょっこり顔を出す。

 元野良子猫は恩人ワンコと繋がっていたかったのだろうし、ワンコと同じようにご主人様とも繋がっていたかったに違いない。繋がっていればおやつをもらえることだし。
 人もまたご縁を通して繋がっていくし、繋がっていたいものなのだと思う。

 不思議だね。こんなささやかな空想が幸せの種になる。

【「そのおやつはもしかして幸せの種?」
ほら、ここでもまた繋がった】

(この物語は巡り巡って手元にやってきた。元野良子猫がご縁があって犬に連れられてきたように、ご縁はどこかで結ばれている。目にした物語と見えない糸を絵にしてみた。)

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