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過去へは酷いけれど、未来は寛(ひろ)い。

 時間は残酷だ。ちょっと先の未来も見通させないのに、通り過ぎれば折り目をきっちり刻んで畳んでいく。その終わらせ方といったら、手加減も容赦も慈悲もない。

【過去は折り目をつけて畳まれていくものなんだ】


 人類はあと戻りできない過去を悔やむ歯軋りに「後悔先に立たず」のレッテルをぺたんと貼り付けて久しいけれども、いまだ未来に託す希望をことわざ化できていない。これだけ科学や化学や画学が進んでも、容赦のない過去に対して未来はいまだ寛容であり続けるからだ。

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