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世界は脱皮前?

 止まぬ侵略に、高まる核の脅威、勝手な解釈の押し付け、失われた30年、そして超インフレ。タバコがまた値を上げる。音も上がる。

 たとえるなら今が暗黒井戸の底辺だ。
 だけど夜明け前がいちばん暗いというではないか。真っ暗なのに、それ以上の底がなければ、あとはアルゴリズムの潮流に乗って、きっと浮かび上がる。おそらく、そろそろ、次の時代に移行する。次の時代は、今より少しは明るいはずだ。次があると思えばこそ、底辺に今いることで味わわされている忍耐の苦痛に甘美な期待が入り混じる。

 期待を夢で終わらせてはならない。輝かせなければならない。次は、光に満ちた世でならなければならない。暗いままではいけない。スイッチを入れないと部屋が明るくならないように、人の手で脱皮スイッチを押しつづけなければならない。

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