四行詩251〜300

ふやけたシーサイドが二の腕キメる
弾けたドラ息子 手に負えねぇ
啄ばむ六日未満 ポン菓子が主食
技ありキャビネット 発注ミス

傷に泡を注ぐいざ輸血をば
飲み喰いが過ぎ 朝まで留年
さらば我が青春 紋切り型の罠
撫子のかいなに抱かれオノマトペ

熱狂的な空虚さ 心臓に直輸入
遥かに満席目立ちたがり屋の物販
ニーニョ現象エル 1.2.3の粒揃い
豆食ってドン俺の所為で世界滅亡

I'm looking at 1985 という
彼岸から戻ってきて日清食品入社
暴れる新生児 短髪のオカメインコ
赤い黒 黒い白白い青 青い緑異常

態とらしくマジになる丞相の夢見
霊験あらたかなシゲシゲ猪々たち
胡蝶蘭の軒 軒下のJe suis fatigué.
熊本どこさどこでもいいよこの際

散々見てきた惨めな悪霊の例が
40過ぎの私にオブセッションとして
付きまとう 割れたガラス 深い闇
置き手紙を燃やし 新たな地図を描く

ミスコンで勝つ人ってだいたい惣菜食べるじゃん?
そんな なめし皮 シャルドネの臍
こけし トリックプレー 顔ハメパネル
鮮血飛び散る 檜風呂で お笑いライブ観たい

ソフィアの生姜は反TPP ソチの二の舞
隣人は鬼百合 掃き溜めに so what?
地を生け捕りコミュニティ博論
シジミとイルカが踊り場で邂逅

グレートなホッピーにおめでとうの一言
鎹の逆襲 禁断のアプリ 山崎×西田
生涯学習という名目で横に揺れる
引き笑いを逆撫で入荷して即出荷

遊びで真似すりゃ痛い目見るぜ
名うての狙撃手あんたをロックオン
汗の引く頃にゃ渇く喉もない
とびきりの鮮度で濁らせて頂き候

為政者の靴を磨いて 最上川
木村君脳が麻痺して最上川
最上川 ああ最上川 最上川
玉露入りお茶の名前が最上川

初台の鬼百合 護摩虫の瀕死の宮
瘡蓋は血だらけで見え透いたミセス
きびすをこじ開けて見えるのは太陽
明石という賃貸 ラバーソウルの音号

音の鳴り方で加速する地の今弾む
科をもって颪と為せ 握り潰して 4WD
丸っこい印象顔だけは見てくれの些細
秘めたもういい空模様だけ窺え

555と言い切る瞬間にソーシャルワーカー
専ら出現しかしてこなかった人生でした…
七つの雨 全然凡庸な表現
何度も、何度も立ち返ることになる小1の教科書

北のフリーパス 束の間の安堵 鶏
左指を砕いて 君に出逢えた子供の唄
遠回りだけが唯一の近道 詩人の貌
ファルセットとてもみん 先輩を完食

宵の明星が身悶えてフラペチーノ
術は学んだ 残すは頽廃するのみ
お前さん 地均しの埒外 近々の与野党
屹立する(1.5)の音階を聴き取れ唾へ

磯部は府機雷連立するリンダックス
湾だミュージカル 俄か剥落した露
様々だって言っとけ 繋がり続く
綻びは自乗網は剥がれた呼吸の菌


ペリエメーがね 恵泉的なナニカ
wantyou 流虫 詰る嬲る捗るお粗末様
奇妙な歌 漁師だけが知っている
ヨイ夫ティーガ膝戦車グバイ人類

人気が出るのは嬉しいけれどカーラ
ジオから流れてくる9時半のニュー
ス越前の墓は手前味噌でお前師匠
真理としての欺瞞鮎を今のうちに滅

打ち出したり滑り込んだり 破水
ヨーガしたり寝転んだり豪雨
はにかんだり蹴躓いたり顛末
求愛したり至らず泣いたり 朝靄

失敬失敬恐くて立ち竦んでいたの
エリカ (愛しの) 推しメンは仮免
眉唾はラッパーチャルメラを刮ぐ
臆 我が青春の想ひ出 碧のタキシード

落ちたペンのひらい方 後れ毛の結え方
罵ってからもの言えよ! この うーん
君好きだからそれ以上は、という罠
なんじゃんかんじゃ言って名倉になりたいよ

木こりって、キツそうなことおくびにも出さない
そんな貴方にスープスパ(砂利入ってるけど許して)
何度でも言う 位相空間はケチャ
卑屈になることが唯一許される時空間

長丁場 鴉を訪ねキタンバラ
破壊王縁を求めメロンパン
砂煙 怠惰に任せシルヴプレ
病だれを抱きアラカルト

落ち延びて二十日鼠と岩魚の名
恐ろしや天の声聴き楽んなる
ハチャトゥリアン 欽定憲法 惚気づき
ジンライム 猿を木に乗せ 我関せず

雨に濡れた海鵜蹴散らせヒャッハー
貧乏神とツンデレ妹 立ち尽くす喉笛
とわに入眠することを毛虫に伝えて
静かに横たわるはピーマンの中の室

長芋の角で頭打ったらとろろができて
大喜びの横綱が約200人集うは場末の
ビスケット工場 大なり小なり奥手
長谷寺にLoro sono... あなや恥ずかし

宿病における狼藉の値を求めよ
但し其の時陸橋は除外して良し
あらゆることどもを船橋に還元し
野犬の遠吠えを耳障りとも感じない

教への下に潜む 反抗のいにしへ
茶の葉に養分吸い取ってフーテン
投げて食せよ心の糧ピーナッツ
囃子を裁断する信心深い泥々の狐狸

ハッとしてスピノザマタニティは中堅
六億円は安過ぎるこの茶色のスモック
に対しての反省を促され 鯛茶漬け
掬い上げる和の心 かしこみて天啓

木の芽は旧態依然としてペルリ
沈黙が吉 電話番号がすっごく長い
虚勢を張る熊貶めて cry baby
半田ごてで突ついて菌の育つまで

こちとらWi-Fiくれぇ知ってらあ
食いもんを析出したあれだろ? あれ
ナスビ的なサムシングとのご相談か
ビニール傘でも植えとけこの女神様

沢庵和尚に諭されたビデオの時代は
もう終わったとこれからは蜂の巣を
手で触ることすら厭わない者だけが
メクラを後塵に引き摺り下ろすと

鴉のうがいって見たことある?
卍すんげーよ、それしか言葉出ない
今どきの子ら メンコに興ずる暇
肥溜めのかほりも知らぬまま死ぬな

メープルシロップ ほぼよだれ 偏見
エピローグから読むやつ だいたい金切り声小さい
折れ目! なんて襞!
糸巻き遊びだけやってたい人生だったな

オンパサラマキの神の神の神
lift  on!インコと三回喋ってろ
千代紙の付け根が…うげぇ(シロップ)
塾帰りのおばたま ぬばたま ただの洒落

アカシアのもつれ曲順に連帯を約す
是空頑なに是空だから是空ゼミ発表
緊張するね そうだね僕も湿地帯
8%の骸骨が寒さに悩んでるってさ

アンマンに不時着 現地時間23時半
臍を噛む思いで絆 vs young fellow
ひとりぼっちは昼日中おといれの巻
着色された嘘八百 秒速で換算してくれ

いじましくいじらしく意地になって
いじける伊地知を弄るイジリー岡田
意地汚くいじいじといじめを維持する
easy な遺児をいじくるイジリー岡田

流感は冒涜語尾は禿のディスクール
ウマイヤ朝にあくがれて 風枯れて
煮沸消毒で易経 虚無感は名無しの権兵衛
糯子に見込まれドラフト9324位で出奔

発破して頂戴 お抹茶の封じ手 rock
百日紅の花がキレイキレイしましょ
トリポリとイパネマ比べるのもこね
羽交い締めに白装束でモグラ叩き

歯茎の奥まで慰めてオムニバス的な
食う寝る処を確保しライダーキック
まさぐる背板 海鼠腸頬張るドラ猫
胸算用のお為ごかしで八幡宮マイル

ハイオク飲んで元気印の涼夏万歳
人見知り矯正ギブスを膵臓に装着し
齧歯類の世界を裏から覗き見る
手持ちの金で有り合わせの錦を買う

犬好きの愛猫家クラブで悔い改める
風向きは良好 幡ヶ谷は酸化したマナティ
飲み水と知恵熱の婚前結婚 遊牧民
トロピカルサンダー伯父さん 臨死

セサミは発芽の派閥争いに巻き込まれ
祝詞に橋を与え給うダウジングは
リットン調査団並みの 押しの強さで
起死回生狙い 左足から湯に入る

国際的を良しとし画調ばかりを褒めそやす
修羅に取りいるは蓄財魔人 0.5号
置きにいった小ボケ 思わぬ財産齎し
明後日の方向から永住権が飛んできゅ

大過ない日直闇は飢え客は賑わい
日焼けの痕も引き際に長閑な宵
白磁だけ記録と記憶の境には何が
翠唯只管に翠時々碧よぎる差し金

桔梗の花が私の背丈を追い越し
目に染みる青は太陽か? 水底か?
秘儀はもはや隠される必要がない
裏の裏を読み飛び交う火に直進

日没後 ゾンビ化したゲイシャが
我先にとタイムセールに駆け寄る
その頃 我が家の猫はというと
軒下でナーゴと喉を鳴らすのであった

ピンクの羽根の付け根の皮膚が
足跡つけて 溢れるサーティーン
御告げは常習居座りは猫被り
見てくれてありがとう左様なら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?