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【FIREか経験か】若いうちから貯蓄に全振りすべきか、無駄遣いすべきか

節約系のYoutubeを最近よく見る。
自分の今の歳では非常に有益な情報源だ。
彼らの多くは平均的な収入でありながら20代にして数千万の資産を持つ。
徹底した節約生活や副業で得た資産を貯蓄、運用することでそれだけの資産を持つに至っている。
そしてその先にあるのが今流行のFIREだ。

しかし、若いうちから貯蓄や資産形成に全振りすることが必ずしも正しいとは言い切れないような気がしてきている。


よりよい経験を得ることは最も重要

現時点で自分の思う最適解は、若いうちは特に、よりよい経験を得ることを重要視すべきというものだ。
会社の飲み会など、余計なお金がかかるし気もつかう面倒くさいイベントだが、自分と全く異なる経歴を持ち、異なる考えを持つ人と会い言葉を交わすことは非常に有益だと最近ようやく実感している。

もちろん、つまらないと知っている会合や嫌いな人と無理してつるむ必要はない。
しかし行くことで行くべき誘いと行くべきではない誘いの線引きが出来るようになる経験を得られる。

お金を使う力は使ってこそ

経験につぎ込む以外に、例えば買い物をして失敗したり、無駄遣いしてしまうことも、お金を使うという経験を得られる。
これは、お金の大学でいう「使う力」を養うのに必要不可欠だ。

お金は使ってこそその価値を発揮する。お金の稼ぎ方よりも使い方にこそその人の人となりが出る、と言われるようにお金を使う力というのは非常に重要な力になるが、これはお金を使わないと養われない。
例えば20代30代とお金を貯め続けて、40代も過ぎてから貯まったお金をいきなり使っていこうとしたとする。果たしてこの人はよりよいお金の使い方ができるだろうか。
若いうちからある程度お金で失敗の経験を積んでいる人の方が、よりよいお金の使い方が身に付いているような気がする。

20代で数千万の資産を持つことの意味

一方で、若いうちから多くの資産を持つことの意味は大きい。
それは時間を味方につけられるからだ。
この手の話で、よく引き合いに出されるのがジャックとジルの話だ。

・18歳から8年間、50万円ずつ投資したジャック(投資総額400万)
・26歳から40年間、50万円ずつ投資した姉のジル(投資総額2000万)
この二人の総資産が65歳の時点では400万しか投資していないジャックの方が大きくなっているというもの。

これは年平均10%のリターンがあるという前提ではあるが、時間というものを味方につけられることの意味は非常に大きいことがわかる。

若いうちに多少無理してでも資産を貯めて運用することの意義は決して小さくないと言える。

若いほどに、お金を使う効果は大きいが貯める効果も大きい

使い効果、貯める効果いずれも大きいのが若い時期だ。
ではどうしたらよいか。
まずは無駄遣いを減らすことだ。

とにかく無駄な支出は減らし、よりよい経験を得るのには惜しまずお金を使う。
そして少しずつでもいいからしっかり貯蓄して運用する。

お金に関する正しい知識は出来るだけ若いうちから持っているべき

節約系Youtuberさんたちが訴えているお金に関する正しい知識(金持ち父さん貧乏父さん風に言うなら「マネーリテラシー」)は、20代と言わず10代の出来るだけ早い段階で持っていることが望ましいとは本当に思う。

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よりよい経験を得るためにお金をつかうこととお金に関する知識を持たないことは違う。

税金や金利、保険や資産運用のこと
「知っている人が得をする世の中」というのは本当で、ただ知らないというだけで損をすることは案外多い。

必要な知識を得ることは人生において全く損にはならない。
「持ち父さん貧乏父さん」にも
誰もが持つスーパーコンピュータである自分の脳を最大限活用すべしと書かれていることだし


参考文献

本記事は以下書籍からインスパイヤを受けている。
が、基本的には自分の感じていることをまとめさせていただいたつもりだ。

この本についてはまた別途記事をあげようと思う。

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