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会社の制度である貯蓄型保険を辞めた理由

今の会社では、貯蓄型保険の運用制度がある。
給与から一定額天引きされ、年率1.3%程度で増えていくというものだ。
ただ、今回自分はこの保険への加入を見送った。
会社側からは強く推奨されていたこの制度への加入を見送った経緯をまとめておこうと思う。

制度の目的は60歳以降の年金の足しに、お金を積み立てさせること

この制度の目的は、社員が60歳以降になった時の年金の足しになるようにお金を積立させるものだ。
ただもちろん確定拠出年金というもので月々の給料から天引きされて運用していく制度は別で存在する。これはそれにプラスアルファで天引きするというものだ。
ちなみに保険料は任意。一口3000円を何口やるかは個々人で決められるという。

年率1%を超えるというのは魅力的に感じるが

この保険を利用する大きな魅力として、銀行預金では到底考えられない高利回りでの運用だ。
三菱UFJ銀行の普通預金及びスーパー定期で年0.0010%
自分が利用しているネット銀行のオリックス銀行の定期5年定期預金でさえ0.3%だ。
(いずれも2023年5月現在のものだ)

それを考えると破格ではある。

ただし注意が必要。
入金後5年以内に下ろした場合は元本割れすることに加えて、基本的に60歳定年までは下ろせないことになっている。(住宅購入など、下ろせる条件などはいくつかあるが)
つまり本当に定年まで預けておいてということになる。

メリットデメリットは

ではこれらを考えた時のメリットデメリットはどうなっているか

メリットは以下と考える
・給与天引きなので確実に積み立てていける
・何も考えなくても高利回りで運用出来る
・しっかり60歳まで積み立てるなら元本割れのリスクは(多分)ない
・60歳以降に年金形式で受け取れる

これに対してデメリットは以下だ
・60歳まで自由に下せない
・5年未満で元本割れするリスクがある
・20年30年と積み立てていくのであれば、自分で運用した方が高利回りになる

丁度今の計画では、2024年以降の新NISAにて25年も運用すれば利回り4%以上はほぼほぼ固いと見ている。(さらに非課税)
それを考えると自由に管理できないところがデメリットになると考えた。
というか現時点で新NISAが破格過ぎて、もはやほかで運用する気に全くなれない

どうせ同額貯蓄するなら自分で管理運用したい

とはいえ自分で運用するとなるとある程度のリスクはある。
ただやはり自分で運用した方が高利回りだし状況に応じてお金を動かすこともできる。
あくまでも同額きちんと貯蓄していく前提だが、もともと限界ギリギリまで運用していく予定だったので、2024年以降のNISAに余剰資金はすべて投入していきたい。

何も考えなくてもそれなりに運用してくれるというのはメリットでありデメリット

この貯蓄型保険は会社が推奨しており、会社から委託先の保険会社にて運用される。
この制度のいいところはやはり何も考えなくても勝手に貯金して運用してくれることだ。その儲けをある程度保険会社が持っていくとしても、何も考えなくてもいいというのはメリットである。

ただこの何も考えなくてもいいというのは一方でデメリットでもある。
お金のことを何も知る必要がなくなってしまうので、勉強しなくなり、バカになっていく。保険会社も(会社も)国民にはいわゆるマネーリテラシーが低い状態でいてもらった方が都合がいいのだろう。

保険会社の思うツボのというのも癪なので、ここは自分で勉強、運用に努めていこうと思った訳だ。


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