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Xperia 1 VIを徹底レビュー

こんにちは、想音ミライです。
普段はTwitterで製品を語ったりしますが、今回は長くなるので初めての『Note』を利用して語っていきます。

今回はメインスマホを乗り換えた話です。


・乗り換えの経緯

現在のメインスマホはiPhone13 Proの128GBモデルです。しかし私はそろそろメインスマホを機種変しようと思っていました。
その理由は…とにかく動作が重い!熱くて(物理的に)持てない!!バッテリーの減りが早すぎる!!!からです。その悪さとかは私の普段のツイートを見てください……ずっと嘆いてます。
iPhoneは比較的に長持ちするイメージでしたが(私もiPhone8は5年程使っていました)、このような状態にある私の13 Proはもうそろそろ限界だなと感じ、スマホの新調へと踏み切りました。


・Android端末を選んだ理由

私は今までメインスマホとしてはiPhoneしか使ったことがありませんでした。その理由はなんといってもiOSの操作性の良さです。直感的に操作できる洗練された丸みのあるデザインは使っていてとても満足度が高いです。あと独特の滑らかなモーションも大好きですね。またApple Payの便利さはAndroidのおサイフケータイなどとは一線を画していて、SuicaやPASMOやVISAやMasterCardなど沢山使い分ける私にとっては日常生活において大変助かっています。

超有能なApple Pay様

ではなぜそんなに私が今までここまで高く評価してきたiPhoneを切り捨ててAndroid端末を選択したのか。

それは音質面とハード面の問題です。iPhoneはハードがとにかく弱い(個人的な感想です)。バッテリー持ちは泣けるほど悪く、メモリ(RAM)も少ない。カメラもAndroidの上位端末と比べると見劣りするスペック。
音質面に関して、ワイヤレスデバイスで視聴する場合、iPhoneはAACやSBC基本。LDACやAptX Adaptiveなどの高音質には非対応。(=音質はあまり良くない。)後述するが、音質に特にこだわりがある私にとっては惜しいものである。
容量の面で見ても、大容量ストレージ(512GB以上)搭載のiPhoneは同じ種類のiPhoneの256GBと比べると大きく値段差がつく。しかも15 Pro MaxはRAMは8GBと少ない上にROM容量が変わったとして、RAM容量が変わるわけでもない。いくらiOSのメモリ管理が優秀とはいえ足りない。そしてサイズが大きくて重すぎる。
さすがにやってられない。

RAM8GBから変わらないくせに
変動おかしい15 Pro Maxくん

ということで私はAndroid端末から候補を出してみました。容量は512GB。

・Xperia 1 VI (218,900円)
・Galaxy S24 Ultra (204,100円)
・Xiomi 14 Ultra (199,900円)

うん。さすがハイエンド、全部クソ高い。
Xiomi 14 Ultraはどうしてもあのクソデカカメラが許せなかった。どれだけ性能が良かったとしてもさすがに大きすぎてダサい……とか言うと信者に怒られそうですが()
そんな理由からXiomi 14 Ultraは却下。

次に迷ったのがみんな大好きGalaxy と国産変態スマホXperia。スペックを比較してみるとGalaxyの方が全体的にXperiaよりもスペックが高いと思いました。
もちろんXperiaが勝っている項目も少なくは無いですが、全体バランスを考えるとGalaxyの方が優位と言えますね。(細かいことは書くと長くなるし面倒なので自分で調べてくれ)そして価格もXperiaより安いです。

しかし結果的にはXperiaを選びました。
その理由は音質が主です。
Sonyは高級イヤホンやヘッドホン、スピーカーなどなどのオーディオ機器を販売しているだけあって音質へのこだわりが異常レベルです。
私も音楽が大好きで聴くのはもちろん、エレキギターやドラムを演奏するほどです。そこでやはり音質はどうしてもこだわりたいのです。
手持ちにはWF-1000XM4とWH-1000XM4というどちらも各4万円程のSony製イヤホン・ヘッドホンがあります。Xperiaはこれらともとても相性がいいのです。

そして他にもGalaxyには無い機能であるテレマクロ撮影が可能であることや前世代に比べて驚異のバッテリー持ちを実現させたこと、自然をそのまま映し出すような画像処理が可能というXperiaに惹かれました。

そんなこんなでカメラ性能・音質・ディスプレイ・バッテリー持ちなどどれを取っても自分に1番あっていそうなスマホとして、Xperia 1 VIを選択しました。色はブラック。

Xperia 1 VIには
 RAM 12GB / ROM 256G  (189,200円)
 RAM 12GB / ROM 512GB (204,600円)
 RAM 16GB / ROM 512GB (218,900円)
の3種類が存在します。
このうち後者2つはSIMフリーモデル限定です。

私はもちろんスペックに妥協したくないので最上位モデルのRAM 16GB / ROM 512GBを選択しました。
また、事故とかも怖いのでXperiaケアプランというAppleで言うところのApple Care+みたいなものにも加入しておきました。

その結果………

発送された時のメール。値段が恐ろしい…

合計金額224,950円……!!約23万!!!!
しばらくはご飯節約して安く済ませないと……


・Xperia 1 VIについての概要

まずレビューの前にどんなスマホか紹介していきます。
Xperia 1 VIとは、2024年6月7日にSonyから発売されたSonyのフラッグシップスマートフォン。同年8月24日にはSIMフリーモデルのRAM16GB,ROM512GB搭載モデルが発売。

・ディスプレイに関して
画面縦横比がそれまで21:9だったのに対し、今機では19.5:9を採用。SNSなどのコンテンツがより見やすくなりました。
4Kディスプレイも廃止され、FHDへと変更。
これはバッテリー持ちの大きな改善へと繋がりました。
そしてベイパーチャンバーの搭載によって発熱もさらに抑えられることに成功しました。

また、SDR(標準規格)の映像をHDR相当のコントラストへ変換することができる「HDRリマスター」や、クリエイターの意図した色調を忠実に再現する技術の「CineAlta」、今機から搭載されたXperia上でBRAVIA画質を楽しむことができる技術の「Powerd By BRAVIA」によって、より高精細な映像体験が可能になりました。

・音に関して
Xperia 1 VIでは前世代同様、フルステージステレオスピーカーを搭載。前面の上下ベゼルに搭載されたスピーカーにより高音質かつ没入感のあるサウンドを実現しました。

Sonyの独自技術、「DSEE Ultimate」では通常の圧縮音源でもハイレゾクラスにアップスケーリング。音楽専用機のWalkmanで培った高音質技術がふんだんに使用されています。
「LDAC」にも対応しているため、ハイレゾ対応ヘッドホン / イヤホンを使用すれば有線、ワイヤレスを問わずハイレゾを楽しめます。先述の「DSEE Ultimate」と組み合わせることで通常音源でもハイレゾクラスで楽しむことが可能です。

「Dolby Atmos」、「360 Reality Audio」に対応しているため、立体音響を楽しむことも可能。「360 Upmix」を使用すればストリーミングサービスなどの通常音源でも立体音響を楽しむことができます。
また、昨今のハイエンド端末では珍しい3.5mmイヤホンジャックも搭載。高音質を最大限まで楽しめる工夫が施された高性能アンプ・DAC機構は他のスマートフォンにはないエンターテイメントを体験できます。

https://www.sony.jp/xperia/special/sound/technology/#speaker

このように前世代までのXperia 1シリーズとは異なる点が多くあり、クリエイター向けでありながら、一般ユーザー層にもより使いやすく改良されたました。


・いざ着弾

さぁ7/15に予約しウッキウキワックワクで到着を待ち、1ヶ月あまり経った8月23日、ついに届きました。

届いたXperia 1 VI

…Sonyさん、WF-1000XM4のときから思ってるんですけどハイエンド機器の梱包はもうちょっとこだわりましょうよ。環境配慮はいいことですけど21万のスマホにこれはないのでは…

それはさておきとりあえず開封。

フォルムといい手触り感といいデザインといい最高です。
iPhone13 Proの背面のようなサラサラ感とは違うこの凹凸感も好きです。
Xperiaの特徴でもある縦長三眼レンズもかっこいいです。一番下の望遠レンズは一眼ミラーレスを連想させられますね。

iPhone13 Proよりも画面が大きめではあるものの、やはり薄型軽量なので持っていて疲れないですね。


・早速ためそう。まずは音質

一通りの設定を終え、普段使うアプリもダウンロードしました。
最初に試すことと言えば一番楽しみにしていた音響。
WF-1000XM4を用いてDSEEはもちろん、360UpMixも早速体験してみました。

音質設定画面

これ、めちゃくちゃすごいです。
なんというか…音質の良さはiPhoneと比べ物にならない。音質重視モードはとにかく音の広がりが最大限まで体験できて、聴いていてとても気持ちがいい。
気になっていた立体音響モードも、よく聴く曲なのに普段とは違う雰囲気で聴けて感動しました。

もちろん本体スピーカーもかなり優秀です。ゲームのところでまた後述しますが、フルステージステレオスピーカーと呼ばれるフロント上下に配置されたスピーカーが、バランスよく高音質で再生してくれるのでとても自然で綺麗な音が楽しめます。これはSonyさん本当に優秀な判断です。


・ゲーム

試したのは崩壊スターレイル、原神、Heaven Burns Red、ブルーアーカイブ、NIKKE、パズドラ。

「GameEnhancer」機能もこれまた面白くて役立つ機能です。
例えば崩壊スターレイルでキャラクターのビルドを知りたいとき、GameEnhancerを使えばゲームをしながら画面内で調べることができます。これ、iPhoneなどの場合いちいちゲーム閉じてブラウザ開いてを繰り返さないといけなかったのでとても面倒だったんですよね……
YouTubeで攻略見ながら遊ぶこともできるのでとても良いですね。

調べながらスターレイル

動作に関しては文句なしです。原神もスターレイルもヘブバンも最高設定でプレイしてみましたが少したりともラグを感じさせませんでした。
ただ、最高設定だとそこそこ発熱します。とは言ってもほんのり暖かいという感じで、iPhoneと比べれば全然大したことないと感じます。夏場でこの程度の発熱ということも考慮すれば、今機からベイパーチャンバーも搭載されたことによってだいぶ抑えられてる印象を受けました。

60FPS最高設定でも余裕の挙動


音質も良いので没入感が一層増しました

正直いくらベイパーチャンバー搭載とはいえ、Snapdragon 888 Gen3搭載ともなれば最高設定でゲームしたら熱暴走が起きてカクつくんじゃないかと懸念していました。
しかし、そんなこともなく余裕の動作をしてくれたので満足です。

この他にも配信機能などありますが……私は配信者ではないのでテストできません(笑)
他の方の記事をご覧ください。

【補足】
フルステージステレオスピーカーがゲームにおいてもかなりいい仕事をしてくれています。

多くのスマホはiPhoneのようにノッチと充電端子側のサイドにスピーカーが搭載されていますが、横向きのゲームをする際、手で覆うことになってしまうためどうしても没入感が薄れてしまったり違和感を覚えます。
しかしXperiaはわざわざフロント上下にベゼルを用意してスピーカーを配置しています。これによって音の偏りが発生することも無く、スピーカー部分を覆うことも無いので音がこもることも無くて没入感が倍増しました。

べゼルレスが流行っている昨今のスマホよりも実用性があってこれは本当に優秀だと思います。


・カメラ

カメラについては多くのYouTuberやブロガーさんが書いているものの方がわかりやすいかもしれませんね(笑)
なので簡潔に総合的な感想を文のみで書いておきます。
広角・望遠・テレマクロの細かい感想に関してはこの記事がある程度評価されたら…書くかもしれないです。

では感想を。

ぶっちゃけると、素で撮った場合は13 Proの方がビビッドな感じで綺麗に見えます。iPhoneは内部的な処理が大きく関与してるのでしょうね。Xperiaは良くも悪くも加工した感じがない自然な色って感じです。

一応Xperiaのコンセプトとしては「クリエイター向けスマホ」です。
自然な処理を施すことで、クリエイターが創作できるという面ではXperiaが優れていると感じました。

手軽に誰でも映えさせられるのがiPhoneやGalaxy
無限大の可能性があってクリエイター次第で化けるのがXperiaといったところでしょうか。

普段から一眼ミラーレス使ってる私からすると画像編集しやすいXperiaの色味の方が撮影してて楽しいですね。


・バッテリー持ち

最後にバッテリー持ちに関してお話しましょう。
まだ外出先での使用はしていないので評価しにくいですが、家で起きてから1日中ずーーっと使用したのでそれについて書きます。

バッテリー持ちの検証

写真の整理をしたり、カメラの性能を確かめたり、ゲームしたり、この記事を書いたり、Twitter見たりしてダラダラ約13時間使用した結果、90%(いたわり充電)から残り10%になりました。

……いやバッテリー持ちバケモノです。

これ下に隠れてますけど普通にスターレイルなどゲームしてますよ。
それに高輝度で使いながら高音質モードでバックグラウンドで音楽垂れ流してます。
こんなにハードな使い方してるのにこのバッテリー持ちには驚きました。

家でフル稼働で使用してこれなら外出先でバンバン使っても充電の心配はあまりなさそうですね。

あ、使いすぎて今目と肩と首が痛いです。
皆さんはスマホの使いすぎに注意してくださいね。


・まとめ

iPhoneからの乗り換えを機にメインスマホとして初めて購入したAndroidスマホ、Xperia 1 VI。
音質面、ゲーム面、カメラ性能全ての点においてとても満足できた完成度の高いスマートフォンでした。

この記事が伸びれば性能面についてもう少し詳かく語った記事も出してみようかな…

それでは、この超絶長文を最後までお読みいただきありがとうございました!


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