#4絵を描く。 そして字も書く。
凸凹発達の息子8歳。
言葉の壁が厚い彼にとって、絵を描くことは、表現ツールの1つになっています。
毎日A4コピー用紙にせっせとしたためる絵の数々。
やり取りの様子と共に作品をご鑑賞ください。
近くの林道を歩けば、
足元にはかわいい木の実。カサカサと音を立てる葉っぱ。
隣にはルンルンで歌を口ずさむ息子。手を繋ぐ私。
どうやら、交流学級の音楽で"まっかな秋"を習ったようです。
季節は晩秋。
ここで、息子にとっての〇〇な秋を振り返りたいと思います。
息子にはちょくちょくブームがあります。
ブームが来ると、そのコトが頭の9割をしめている状態です。
ただし、そのブームが過ぎ去ると…
それに関しては全く見ない触れない興味がない。勧めても拒否します。
私からすると、
あれは一体何だったのか?と不思議になります。
さてここからは、今年の秋口の話し。
とある日の夕食。いつものように食べていると、突拍子もなく…
息子:「ニッポンすき!!ニッポンスキだ!」
と愛国心たっぷりに宣言をするではないですか!?
思わず吹き出して笑いそうになった私。
確かに。
本当、いい国に生まれたよね。ご飯美味しいし、四季もあるし、エアコンあるし。
私:「ニッポン好きなんだね。
そうだね。ニッポンはいい国だよね。」
そっかぁ。
日本地図でも習ったのかな?地図ブーム到来か!?と思っていると、
息子:「ニッポンたべる!たべたい!」
私「?」
彼の手元を見ると、
久しぶりに出した"おにぎり"が。
なるほどね〜
和食の話しだったのか〜
それから、「ニッポンすきだ」のブーム到来です。
息子「おにぎりニッポン?」
私 「ニッポン」
息子「ニッポンすきだ!」
息子「味噌汁ニッポン?」
私 「ニッポン」
息子「ニッポンすき!」
息子「すしニッポン?」
私 「ニッポン」
息子「すきだ!」
たまに変化球も来る。
息子「パスタニッポン?」
私 「ニッポン」
息子「!? パスタニッポン??」
私 「間違えた。イタリアかなあ〜」
息子「ぎゃ〜」(おどける様子)
そんなコトができるのかと、
ちょっと感心しながら、私も投げ返す。
私 「納豆ニッポン!」
息子「納豆きらい。ニッポンじゃない!」
私 「納豆はニッポンだよ。美味しいよ。」
息子「違うよぉ。ニッポンじゃない!
海苔巻ニッポン?」
と騙されず話題を転換する術を覚えたのか。
成長してるなぁと嬉しく思う。
そんなかんなで、
しばらくの間、ご飯はリクエストにより海苔巻に変更しました。
食欲と味覚の秋ですね。
「ニッポンすきだ」のブームはまだまだ続きます。
別の日。
棚をガサゴソ。
筆ペンを探し出し、
息子:「習字好きだねぇ。習字やる!」
そっか。習字もニッポンだね。
芸術の秋もありますね。
集中して筆ペンで真剣に筆を走らせています。
その作品がこちらです。
「ニッポンすきだ」を筆で表現しました。
そして、題名は…
見事なメニュー表です。
本人のブームと大好きの詰まったメニュー表は、
もちろん百点満点のはなまるです。
あれ?
しゅうじ は食べものだったかな…
そこは、ご愛嬌ですね。
メニュー表は、その後も進化し、ハサミで単品メニューにカットされ、数十種類のメニューカードが冷蔵庫に貼られました。
冷蔵庫を開けるたびに、マグネットが落ちるので、超強力マグネットがほしいなと思った次第です。
ではでは。
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