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初の2.5次元舞台観劇。

こんにちは。利用者山本です。
これを読んでいる皆さんは「2.5次元舞台」というのをご存知でしょうか?

アニメなどの2次元の物語を舞台で役者が表現するのが「2.5次元」

私はアニメを見るのも、演劇やミュージカルを見るのも好きなのですが
この2.5次元にはどうも抵抗があって、ずっと見るのを避けていました。だって、アニメは声優さんの声があってこそ成り立っているまな。
その声優以外の人が演じたら、それはもう「別物」やん?

このこだわりは、目が悪くて映像より声や音で作品を見ているからなのかもしれません。

そんな私が、今年になって鎌ハマりしたアニメが、週刊チャンピオンで連載されている「吸血鬼すぐ死ぬ」という作品。
今年初めからアニメ第二期が放送されたタイミングで間始めたのですが、ドタバタなギャグ展開が面白くて一期から何回も見直し、
家族は漫画も全巻揃え、今年の夏には作品の舞台である新横浜プリンスホテルのコラボレーションルームに泊まりに行くほどどハマりしたのでした。

作品のあらすじやキャラについては、Wikipediaをどうぞ♪

その「吸血鬼すぐ死ぬ」がミュージカルになり、公演Blu-rayが先日発売になりました。
ちょっと見てみたい…でも、2.5次元の俳優さんほとんど知らないんだよなぁ。
などとうだうだしていたら、同じくアニメと漫画にどハマりして、このミュージカルも東京で見てきたというTwitterのフォロワーさんに
「すっごく面白かったよ!楽しいから絶対見て!」
と熱くお勧めされたので、見てみることに…。

⚫︎キャスト陣
パッケージやHPの写真を見る限り、ビジュアルはかなりアニメ寄り。まあ、登場キャラは基本人間(吸血鬼もいるけどそこまで奇抜ではない)なので、そこまでな違和感はないのかも。
私は知らなかったけど、主役の吸血鬼ハンター、ロナルド役の鈴木裕樹さんは昔ゲキレンジャーでゲキレッドを演じていたらしい。特撮好きな家族が反応しておりました。

⚫︎脚本
これもスタッフ一覧を見て知ったのですが、この舞台の脚本家は数々のラジオドラマを手掛けている村上大樹先生。コメディに強いイメージなので、テンポの良い台詞回しやギャグシーンの描写もアニメに忠実でした。

⚫︎アニメゆえの特殊効果はどう表現する?
このアニメのもう1人の主役である吸血鬼ドラルクはとにかく虚弱で、ドアにぶつかったりショックを受けたりすると死んでチリになってしまいます。
(でも不死身だからすぐ復活する)
これを舞台でどう表現するのか、わりと重要なギャグシーンなのですごく気になってましたが、ボトルに入った砂を倒れながら被ったり、舞台装置から砂が降り注いだら、紙吹雪や布をかぶって表現したりとバリエーションが実に豊富!
それが面白くてずっと笑っていたし、次はどんなことをやるんだろうと期待しつつ見てました。
(終演後の掃除も大変そうだな…)

⚫︎そう来たか!
この舞台で個人的に気になっていたのは、主役の2人に次いで重要なキャラであるドラルカの使い魔、アルマジロのジョンの表現です。
(ちなみに私の最推しキャラ)
まさか着ぐるみなんてことは…それならいっそ出てこなくてもいいけど…とドキドキしていたら、ぬいぐるみをてにした黒子が!
移動は黒子さんが手に持って運び、飛ぶ時だけは投げられる…という、もうほんとに「それかーーー!」の一言でした。
最後にみんなでジョンの形のペンライト振ってたけど、グッズでまだ買えるらしい。買おうかな...
(いつ使うって?そんなの家でBlu-ray見ながらに決まってるじゃないですかやだー)

⚫︎歌唱
ミュージカルだけに歌も見どころの一つですが、歌詞が耳になごりやすく、ついつい口ずさんでしまいそうな曲が多かったです。
歌声が素敵なキャストさんも数人おられました。

2時間超のステージですが、終始テンポが良くてとても面白かったです。
キャストさんたちの表現もアニメに痩せつつ、独自な部分もありましたが、それはまあそれという感じで楽しめたかなと。
このコラムが出る頃には終わっていますが、12/2の夜にはBlu-ray発売を記念した公式の「同時上映会」も行われるそうです。
各自で同時にBlu-rayを再生しながら、Twitterでわいわい実況するとか…
墓の人たちの色んな感想を聞くのも楽しそうなので、こちらもぜひ参加したいと思っています。

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