希望をくれた天使たち
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第七章 最終章 出口 義規
最後に…
ざっと私のおいたちを振り返り、
偉そうに走って書いてきましたが
私はいろんな人たちに支えられて
生かされて生きて来れたと
今さらながら思います。
有難うの一言しか言葉がありません。
なんとか今は当事者団体で
勤務させて頂いておりますが、
見えていた時には
誰かのために
何かの為に一所懸命になるなんて
考えなかった
考えるすべもなかったような…
今がこの瞬間が一番最高に充実しているようにほんと思ってます。
そう今では点字の読み書きのみならず
就労支援b型事業所で培ったパソコンスキルを十二分に活かし
団体で私なりに活動活躍しています。
見えないのにどうやってパソコンを使ってるの??
そんな疑問が当然出てくるでしょう。
私は見えていた時、音声ソフトは使わず
マウスを使い健常者と同じ使い方をしてました。
目に頼りすぎるとよくないから音声に替えろと周りからは言われてましたが、
いう事を聞かず
見えにくい目を過信して酷使していましたね。
でも思い切って音声に変えてみたら
意外と一般健常者パソコンより
ラクチンでした。
マウスやアイコンを使わずとも
矢印キーや
ショートカットキー等使い
操作は簡単にできます。
みんな音声で喋ってくれるから、
全く見えなくても手探りで操作できます。
今ではオンライン(ズーム)も活用しています。
ズームのホスト機能にも挑戦し楽しんでいます。
すべて音声で喋ってくれ、
全く目の代わりになるので不自由はないですよ。
強いて言えば、画面の全体像が素早く見えなくて
仕事が円滑にできない事かな…
でもそれよりも私の困りごとは、
いくら目の代わりになるナビがあっても
一人歩きで外出できないことかな。
ちょっと一人で気まぐれに好きな店にぶらり入って、
お茶とかプチ贅沢ができない事くらいでしょうか。
それ以外の不便さは差ほど感じてはいないですね。
スマートフォンもホームボタンがついてない機種を持ってますが
不自由は感じず、ユーチューブやラインも
シリ機能をフルに生かし使い楽しんでます。
PCに限れば音声機能を使う方が、
マウス機能を使うよりも簡単に出来ています。
(とはいうものの、あまり詳しくその理由を
説明出来無くて御免なさい。)
見えない人達とこれまでより深く付き合ってみて、
決して私たちは不幸ではないと実感中です。
だから目に頼ってる皆さん
例え不慮の事故で失明したとしても
神様は絶対見放さないよ。
他の4感を使い
十分にフォロー出来ます。
ヘレンケラーみたいな三重苦の彼女だって
苦労を乗り越えた「奇跡の人」と歴史は呼んでいますね。
だから僕も医学進歩などを夢見て
今を楽しんで行こうと思ってます。
このコラムをお読みの皆様も
自分なりの広場・ たまり場を
持っていてください。
健常者も障碍者も
自分だけの力では生きていけないのだから…
完