昔のこと

私は最近全然自分のことがわかりません。最近友人に会いました。久しぶりに友人に会いました。彼女は中学生の時に私を助けてくれた友人です。彼女は家庭環境が複雑でした。そのせいか彼女は普段あまり笑わないのです。でも私は彼女が本当はとても素敵な笑顔で笑うことを知っています。彼女は本当はとても素直で可愛らしい子だということを私は知っています。彼女はこの日笑ってくれました。私と苦手な食べ物が同じだとこの日初めて知った彼女は屈託のない笑顔で私に笑ってくれました。私は本当に嬉しかった。

彼女が本当に心から笑ってくれていたからです。だけど普段からあまり表情のない彼女はすぐに元の顔に戻ります。元の無表情の顔に戻ります。ほんの一瞬でした。ほんの一瞬の笑顔だった。それが私は本当に嬉しかったのです。私は普段ぼーっとしていてのほほんとしています。彼女はそんな私がイライラするみたいです。「いつもヘラヘラしていてボーとしている。なんかむかつく。」と言われます。自分では気がつかないのですが私はヘラヘラしているみたいです。確かに言われてみればそうかもしれません。

その日彼女はそんないつもヘラヘラしている私に対して怒りをみせてきました。「将来のこときちんと考えているのか」と私に叱咤激励をしてくれました。私は未来のことをあまり考えてません。考えても仕方がないからです。ていうか考えることが出来ない。その考えを昔から持ち合わせていないのです。未来なんてわからないではないですか。私にもあなたにも。

でも彼女の怒りはもっともなのです。私は反省をしました。だけどこんな浅はかな性格の私はやっぱりヘラヘラしています。そんな彼女に怒られてもヘラヘラしてます。それが私の良いところなのだと私は思うようにしています。私は彼女に笑って欲しかった。ただただ、それだけなのです。