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センスって何だ。その1

絵やデザインの良し悪しの基準によく用いられるセンスという定義がある。

何というか、物凄く曖昧な定義だが、確実に存在する。

好き嫌いは個人の嗜好によるものなので、作り手はそれほど気にしなくても良いといえる。

だが、センスの良し悪しはそうもいかない。
何というか周りの意見に大きく影響する。

わかりやすく言うと

「私、この絵好き〜」
「ふ〜ん、俺はそんなに好きじゃないかも」

「この人の描く絵、センス良いよね」
「マジか。こっち系好き?ちょっと俺合わんわぁ」

ポイントは、好き嫌いの場合、意見が分かれても問題にはならない。

ただ、センスという言葉を用いるとそうもいかない。
「センス良いよね」というのは、相手に同意を求めている形になる。
あたなもそう思うよね?という確証に近いものが無いと中々言えない。

そして帰ってきた言葉が否定だった場合、先程の確証は粉々に砕け散る。
しかもセンスを否定する方が若干上から目線の物言いになるから不思議だ。

言い方の問題じゃね?とご指摘が入るかもしれないが、「センスが良い」と思っている事を相手に伝える場合、どうしても同意を求める形になってしまわないか?

「この人の絵のセンスが好きー」は、もう好き嫌いのカテゴリに入るし、「この人の絵のセンスが良い!」
と言い切ってしまった場合、否定されたら殴り合いになるかもしれない。

書いていて気がついたが、作品を評する際に使うセンスとは、描き手のプライドを背負い込んだ発言になるな。

肯定されたら自分のセンスも良いとなるし、
同様に否定されたら自分のセンスも悪しとなる。

うーん、話が逸れたうえに長くなった。
本来書きたかった事はここじゃ無い。

こーゆーの、文章を書くセンスがどーのこーのって話だな。

また続き書きます。

何も絵が無いのもアレなんで、過去作のラクガキを。

#絵 #イラスト #センス #エッセイ

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