ウンコ

俺はもうすぐ30歳になる。いい加減、ウンコで爆笑するのをやめたい。本当に、ウンコは笑ってしまう。大便も笑う。糞も無理だ。最近は固形の排泄物、でも笑ってしまう。要は、「ウンコ」と言い換えることの出来る、ウンコの相当物で、笑えてしまうのだ。ウンコは汚くて臭い。「汚い」も「臭い」も笑ってしまう形容詞群である。これらの性質を兼ね備えたウンコは、最強に笑える単語なのである。

↑久々に日記を更新しようとしたらこんな下書きが見つかった。死にたい。忘れないうちに補足し、この話は今後言及しないことにする。

世の中には二種類の人間がいる。一方はウンコで笑う人間、もう一方はウンコで笑わない人間だ。
俺ももうすぐ誕生日を迎える。今年こそ、ウンコで笑わない人間になる。これは漢の約束だ。もう俺は絶対、ウンコで笑わない。ウンコとは、そもそも、生きとし生けるものが、自ら本能に基づいて摂取した物から成る。ウンコで笑うのは、そうした生き物たちの生命活動に対する侮辱ではないだろうか。何度でも言う、俺は、ウンコで笑わない。糞でも大便でも笑わない。絶対だ。

何度もウンコと書いていると、だんだんウンコがワンコに見えてくる。ワンコは可愛い。辛いという文字に一を足すと幸いになると言う。ワンコに1を足すとウンコになる。
冷静になってきた。そろそろ笑わないだろう。試しに打ってみよう。ウンコ。真顔で打てた。ウンコ。何度でも打てそうだ。糞。大便。やはり無理だった。笑う。
情けないぜ 助けてくれ
Si

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