性別移行を諦めた話

私はたしかに性同一性障害ではある。

ですが、結局様々な事情で性別移行を諦めざるを得ませんでした。

まず、性別適合手術、およびホルモン治療は健康を害し、日常生活をまともに送れなくなるかもしれないということ。

ネット等で様々な情報が入ってきて、実態がわかってきてやれホルモンバランスが崩れて体調がいつも悪いだとかアレが腐ったり、普通の人がかからないような病気にかかるかもしれないなど様々な悲鳴を見て

これはさすがに親に顔向けできないし、男だとか女だとか以前の問題だと思う。


私はさすがにそこまで人生をかけたギャンブルをやる気はでなかった。


でも性別適合手術は本当は死ぬほどしたい。

男としての人生を取り戻したいと
本当に心の底から思う。


だがやはり色々なものを自他共に犠牲にしないといけないと気づき、そこまでしていいのか、そこまでするべきなのか、等色々考えた。


結局性別移行をしたくてもできなかった。
もちろんここでは書けない事情もあるし、言い訳をしているように聞こえるのかもしれないけど、


健康や人間関係というのはお金では買えないし犠牲にしていいとは思えなかった。
他人はあーだこーだいうだろうけど批判覚悟で僕なりに考えた結果だ。

結局僕は女の体して生きざるを得ない、女の既得権益を享受しようと思う。


お読みいただきありがとうございます。