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稽古日誌、視界とアキレス腱のお話

昨日の玉川学園前クラス
まちの縁側1丁目 加々美さんちでは、

□腎臓の調整-捻りの動きと補助-
□呼吸器の調整-肩胛骨の内縁-
□背骨の観察、愉氣
□アキレス腱の調整-意識は頭へ-
□自律神経の調整-頭部第二調律点-
□肺活性の呼吸法、母音発声

なんだか字面は難しそうですが、
ひとつひとつの型や所作をひたすら丁寧に
実習して自身や相手の身体の変化の感触を
たしかめることは誰にでも出来る、
シンプルなことの積み重ねです。

ただ、やったことがないから自信がない、
人の身体に触ったことがなくてドキドキする、
のは、最初は皆さん同じ。

やってみたら、自分や相手が整っていき、
普段の身体がどのくらいニュートラルな状態からかけ離れていたか
を実感できると、身体の基準が更新されていき、より良い方向に進みたくなります。


□偏り疲労部分には触れずに疲れをとる


例えば、アキレス腱の調整
アキレス腱がかたいと、しゃがむことが困難になったり、足が攣ったりということにもなります。
アキレス腱のかたさは、足の疲れのみならず、頭や目の疲れとも比例します。


アキレス腱の調整の実習
少人数だと濃密に
型や意識のやり場、
氣の通りが確認出来ます。


足なのに、頭?目?
と不思議に思うかもしれません。

試しに30分、六法全書くらいの難しい本を真剣に読んだり、あれこれ頭が忙しくなるような時間を過ごしてみてください。

過ごす前と、過ごした後で、
アキレス腱のかたさが変わることがたしかめられます。

トラックの運転手の方が、
よく駐車場にトラックを停め、運転席で寝ているのを見かけます。
手を頭の後ろに組んで、足を組んで高く上げてハンドルに引っ掛けて寝ている運転手さん。
足を組んで高く上げることで、アキレス腱がゆるみます。

あれは、運転による頭や目の疲れをとるポーズで、アキレス腱のみならず、頭が疲れると張ってくる部分を無意識に緩めるための格好です。
あの寝相をとることが、楽だからとる。
無意識下の動きです。


教室でアキレス腱の調整をしたら、
目には一切触れていないのですが、
「視界がクリアで見える色がハッキリしている。」と参加した方々が口々に仰ったので、ホッと一安心です。
これで何の変化もなければ意味がありません。


今でこそ『氣の通り』なんて平気で言っていますが、私自身もなんでもデータ、数値が正とされてきた世界で自分も生きていた頃に、
「氣の通りがいいですね。」とだけ言われても、鈍りきった自分自身では実感出来ませんでした。


その度にたしかに効果があるか、
手応えに変化はあるか、
相手はどう変化を感じれているか、
たしかめることは大事です。
施術者となった今も、盲信せず、
自分のスキルにはいい意味で疑ってかかることを忘れないようにしています。

今日からは名古屋出張です。
場が変わっても左右されずに、
同じポテンシャルでいるために、
日々わたし自身がまず整えています。

はじめての方、お久しぶりの方も
稽古、施術ですこやかさを自分でまかなう。
そんな気持ちでお越し下さい。



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