第42話【ヒラリ ハラ】亡き父へのラブレター

【ヒラリ ハラ】

《ヒラリ ハラ 舞う雪悲し 涙溢れる》

冬 泣きたくなる

従姉と(パパの姪)永遠の別れをした季節

幾年経っても悲しいよ

『もっと人と上手く付き合わなくちゃダメだよ』

分かっているのにね……

『辛かったら逃げていい』

おねえちゃんの想いに 応えられない

自分がもどかしい

パパの想いに甘えている自分が恥ずかしい

不器用すぎる自分でも 

見捨てないでいてくれる 

ママにはありがとうしかない

泣きながらでも頑張るしかないんだよね

今の世の中 

生きたくても 生きられない人がいる事に想いを馳せて

毎日尊い命が空に旅立っている

この悲しき時代が再び 

当たり前の幸せが当たり前になる日まで

己の今出来る事をして頑張って生きていく

パパとおねえちゃんに再び逢えた時 

恥ずかしくない自分で 逢いたいから

 

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