子供

記事書いてる途中に水飲もうと思ってキッチン見たら、なんかでっかい変な虫がいてびっくりしましたが、咄嗟に手に持ってた空のペットボトルでスッパーンとしばきました。

アリンコです。

そう、「人には理解され難い自分だけが怖いもの」について書いてたんですけど、それで全部すっとんだので書き直しですね。
アタイの怖いものの話ですらなかったんですよ、んで、無益な殺生をしてしまったと、普通に片付けて、ペットボトルも片付けて、私に、生きてる人間以外で怖いものあったかなとちょっと考えてしまいました。

自分だけが怖いと認識しているもの。

あの小さい子供で、「アンタ早く寝ないと、〇〇が来るわよ」って、親が脅す、アレ。
アリンコは世代的に長女で、母方のイトコともかなり近く、またおかんの友達の中でも一番年長だったんで、大体なんかの集まりになって大人が宴会し始めると、子守班だったんですよ。
一緒に遊ぶお姉ちゃんではなく、現場監督的な。

なので、アタイは中学上がる手前ぐらいに、赤子を寝かし付けることと、チビッコを叱る事は数少ない特技の一つで、発症してからは子供抱き上げるのに急に力抜けて落っことしたらいけないって、「抱っこしてくれないおばちゃん」になりましたが。
一度だけ末の従妹の長男が赤子の頃に、「僕は、もう、ママしか勝たんのだーおぎゃあああ!!」と、伯父も伯母も肝心の従妹も留守にしてて、私のオカンと私しかいない時に、物凄い荒ぶってた時に、オカンが手こずってたところを仕方なくチェンジして、三分で「夢の世界へ」誘ったこともありますわ。
姪っ子は割とすぐ寝落ちするんですが、寝相で荒ぶるので犬神家みたいになってる事もありますが、ありゃどうしようもありません、逆さにしておきます。

それで「〇〇が来るわよ」っていう、その子供にしか効かんパワーワードの、ほぼ全てを網羅している私としてはですね、結構、親子で通じる物があるなと密かに考えてまして。

この末の従妹ですよ、7つ離れてるんで、こいつがまだバブーだった頃から、奴が腐女子拗らせてる年頃まで、一番構ってた子なんですが、なんでそうなったのか「タヌキが来るよ」でギャン泣きする子供でして。
あんまり乱用すると通じないんで、どうしようもない時に使う呪文なんですが、その子が、階段は登れるけど降れない、年の時に、一回階段から転げ落ちた事があって、でもなんだ「そこに階段があるのなら私は登るんだぜ、この意思は誰にも曲げられない!」みたいに、階段を、登るんですよ。
歩きもできねぇくせに、四足歩行で上りやがるんですよ。
途中でひっぺがそうとすると暴れるんで、とりあえず動き止めんといかん、って事で、「二階には、タヌキがおるよ」で阻止してたんですが、そっちに慣れて、タヌキで止まらなくなった事がありまして。

「タヌキなんてこの世に存在しねぇ事はもうわかってんだよ」的な、反抗してきた時に、私も大概アホですが、こいつはタヌキでしか止められねぇって焦って、しかし焦っている事をこのガキに見抜かれたら、登るだけだと思い、

「タヌキはなぁ、おるんよ。ほら来た、ほぉら来るぞ、タヌキ来るぞ...ほらほらほら、ポンポンポン、...おお来てる来てる、ポンポン来とるでー」

あの、タヌキは「ポンポン」とは、鳴きません。
ただ、バブーはギャン泣きでしたね。
それで、こいつの息子も、ある程度大人の言葉理解し始めた時に「ポンポンポン」って言ってみたら、なんでかギャン泣きしてました。

子供を寝かしつけるけど、泣かせもする、おばちゃん。

ただ、この末の従妹の兄は、それが何なのかもう当人もわかってないんですが、「ピアピーが来る」って言ったら、止まる子供でした。誰なの?

それでうちの妹は逆パターンでして、「そんな悪い子はアンパンマンになれないわよ」で止まる子供でした、なれねぇよ、いつからお前はパンになったんだよ。
これも、姪も同じパターンが通用してた時期があったんですよ、アンパンマンになりたかった、母娘。
妹は、なんかヘルメットとマントの、「アンパンマン変身セット」みたいなオモチャを誕生日かなんかで貰った時に、それらを装備して、当時住んでたマンションのベランダに出て、

「ああ、これでやっと飛べるわー」

って、本当に空飛べると思ってたみたいで、子供の背丈では越えられない壁ながらに、私がパニック起こして引き留めたのがちょっとトラウマですね。
それも全く同じことを、姪はやらかしてたみたいです。

ですがね、親世代が言うには、一番手強かったガキは、私だったそうなんですわ。

何を引き合いに出しても一回しか通用しない子供だったらしく、こないだこれで怯えてたから、と思って使うと、「え?来るの?いつ?今?」みたいな感じの、可愛くない子供だったようで、あのー個人的に最近馴染みのある、ジェイソン氏、彼もですね、多分誰なのかわからないから、怖かったんじゃないかな、と思います...幼稚園児ぐらいの時かな?

それで、子供の頃の黒歴史を身内に語り継がれる的な、嫌がらせの中で「ピアピーが何なのかわからない」の次に挙げられるのが、うちの親父が「こいつ何もかもが初回限定だ」みたいな事態に、あの、マスク被って、バーンドア開けた事があったらしいんですよ。
私も妹も誰なのかもわかってない、妹は即泣きで逃げ惑ったらしいです。
ただ私は、全然可愛くない、ポカーンとしてたらしくて、多分「誰?」ってなってて、ここからアホの親子の寸劇ですが、

ぽかーとしてる長女が怖がらないんで、親父が「ジェイソンです」って言ったら、なんでか私は、多分、あ、外国の人なんだわ、と考えたんでしょうね、ぽかーっとしながら「グッドモーニング」って返したらしいです。
名乗ってしまった父と、それに対して「お、おお、おはようございます」な娘と。

思い返せば私が怖かった生き物は、E.T.ですね、なんかスッゲェ観せられてたんですが、克服してますよ。
二十歳ぐらいの時にバイト先で、ユニバのお土産ってすごいデカいE.T.のぬいぐるみ貰ったんですけど、そん時私パーカーだったんで、ちょうどええわと思って、帰宅時に自転車の前カゴにそいつ乗せて、フード被って上り坂爆走してたら、色んなところから「うわ、E.T.や!」って声が聞こえて気分良かったです。
お家に帰る時、ですね。

ちなみにアタイの一人しかいない友達は、「貞子」って言っただけでやめろぉぉってなります。

なんだろう、状況的にとか、背景がないとそれ単体で「怖い物」っていうのが、思いつかないですね。チャッキーも最近克服しちったよ。

ただこの末の従妹の娘がですね、二歳ぐらいの時に「悪のユーちゃん」って呼ばれるぐらい、悪い奴だったんですよ。
このガキヤッベェな、アリンコの再来じゃねぇかって言われてたぐらい、悪い子だったんですが、私そこまでじゃないと思うよ。

彼女はですね、兄と違って、「ばぁばしか認めん」って、伯母の言うことしか聞かないんですよ、
ばーば、ばーばって追いかけ回して、昼寝してるにぃにの顔とかガン蹴るんですよ。
どさくさに紛れて兄をボッコボコにするって、ちょっと問題になってたんですが、このガキのターゲットは、「ばぁば」以外全員、実は狙われてたんですよ。

「悪のユーちゃん」のデビューは、どこで覚えてきたのか誰にもわからない、テーブルの上に突然よじ登って、器用に指笛吹きながら踊り出したところからですよ。
なんだこのガキ、なんで吹けるんだ、と動揺する大人を嘲笑うかのようにピューピューって、踊り始めて、危ない降ろせ降ろせってなってるのに、指笛吹いた状態で、踊りながら避けるんですよ。

回避コマンドを極めてやがったんですよ。

以降この「指笛の煽り」と「にぃにを蹴る」っていう悪行でしばらく続いて、何故「悪」と呼ばれるかというと、周囲が「コラァ!」ってなってる時に、アンタがキラだったのか、みたいな、わっるい顔でニヤッと笑うんです。
うちの妹が「デスノートみたいな顔しやがる」って言って、ノートみたいな顔だと意味変わるだろって、そこから「悪のユーちゃん」ですよ。

この時に、「アホか、この夜神が!」と頻発したんで、にぃにの中でタヌキが夜神にジョブチェンジしたのは別の話ですが。

ある正月に、もう実家ないんで伯母の家に集合みたいな感じで、あーはいはいと思って訪ねたら、何故か玄関でうちの妹が死んでまして。
何やってんだ?と思ったら「あ、あいつが、キラだ」って、妹が階段上を指さしたんですよ。

そこにキラはいましたね。

妹曰く、洗濯物を干しに伯母が二階に上がったのを追って、キラこと「悪のユーちゃん」は着いて行こうとしちゃったらしいんですよ。
その時、キラの母はこれぐらいの年に階段から転げ落ちたことを思い出して、危ねぇからと思ってうちの妹が更にキラの後を追って、まぁえっちらおっちらと登るキラを見守ってたらしいんですよ。
それでツルッと滑りかけて、危ねっと思って手を出そうとした瞬間に、振り向き様に、ドンと押されたらしいんですよ、キラに。

当然幼児の力なんで、それで転落する事はないものの、うちの妹はちょっとした悪戯で「わぁぁぁ」って階段から転げ落ちるフリをして、そのまま死んだフリをしてみたら、奴ぁ「これで、また一人...」みたいな感じで、悪い顔でニヤッと見下ろしてた、ところに私が来たらしいです。

一体何処までがキラの計算だったのか、もしかすると妹が油断すると見込んだ上での、仕掛けだったのかもしれない。

それでもあたしゃまだ、その時は奴を御せると思ってました。甘かった。

「コラァ、妹の仇じゃー」と階下から呼びかけると、ニヤッとしたまま二階の部屋に入り、伯母の「やめてぇ」という悲鳴が聞こえたと思ったら、干すはずの洗濯物を強奪して階上からぶん投げて来たので、こりゃヤベェと思って、死んでた妹と一時撤退。

あいつぁ生粋の悪だ、あんな悪いガキは見た事ねぇよと、言ってたら、その母親が、コタツで死んでたんですよ。

なんだどうした?と思ったら、なんか子供達にあげる予定だったお年玉用の袋を、いつの間にか全部キラがぐちゃぐちゃにして、中身だけ綺麗に、カバンのポケットに入ってたらしくて、絶望してたらしい。
その横で、死んでた兄の方は、寝てたら顔面踏まれたって、毎度おなじみな感じで。

アイツマジで悪魔憑いてんじゃねぇかって、笑ってたんですが。

うちの姪が思い詰めた顔で、「こんなことがあった」みたいに、謎の告白が。
「ねぇね、ねぇね」って珍しく懐いて来たらしいんですよ。
それであっちこっちから色んなぬいぐるみを持ち出してきて、姪に手渡してくる。
小学生で姪がその世代では年長ながらに、妹弟がいないんで、まぁ小さい子相手に「ありがとう」って遊んでやってたつもり、だったのは姪だけだったらしく。

次第にクッションとか、もう何やかんやと引っ張り出してくるんで止めようかと思った時に、いやお前はそこで私が手渡す物だけ受け取ってりゃいいんだよ的に、ポンと押されて、

「アンタ、誰や?」

って、姪いわく流暢に喋ったらしくて、ニヤッと。
そこに謎の恐怖があったらしくて、その後寝てるにぃにの顔面バチーン叩いて、テーブルの下に潜って、ピューピューって音がしたらしい。

滅茶苦茶煽られてるし、にぃに関係ねぇじゃねーか。

大人が全員席を外してる、一瞬の隙を奴は突いてくる、みたいな、姪を謎の恐怖で完封しておいてからの、悪行の数々。
ちなみに、母のカバンの中を漁って、お年玉を無茶苦茶にしてるのを、姪はただ見守ってるしかなかったと。なんで見てるんだよ、誰か呼べよ。

そういう訳でお年玉の犯人も判明しつつ、「私の娘は、キラかもしれない」と落ち込んでいた従妹ですが、次のターゲットは私の母でした。
残念なオカンと「悪のユーちゃん」のコラボは一瞬でした。

うちの残念なオカンは、玄関開けるなり「ケーキ買ってきたよ!」と、子供がいるんだから夕飯終わるまで黙ってろよ、な宣言の直後に、玄関に潜伏してたキラにそのケーキの箱の底を、抜かれる、という、意味不明な事態になりまして。
なんで袋から箱出しちゃったの?なんで箱だけ持ってたの?バカなの?という状況の中、ユーちゃんは両手にケーキ二つ鷲掴みにして、不敵に笑いながら食ってましたね。

ダイナミック拾い食い。

うちの妹が「アンタ何なの?キラなの?ブン太なの?」って、やめてよブンちゃんはそんな事しないわよ、って姉妹で揉めてたら、にぃにが、「お母さんは、宍戸くんが好きやねん」ってみんな知ってる事を主張し始めてカオスな状況の中、再び姪の悲鳴が。

和室で、キラが障子紙ぶち抜いてました。

うちの妹が「やめたまえー!!」って、似てねぇよ、と思ってたら、「お母さんは試合に負けた時に髪切ってケジメつける人が好きやねん」と新情報が入りつつも、それ同じ人じゃねぇかとか。

私が、「ユーちゃん、そんなんしたらばぁばが怒るよ」って説得モードに入ったんですが。

これで止まるかと思ったのも束の間、キラがしゃがみ込んだ次の瞬間、床に落としてた自分が持ってきたケーキの残骸を、私の顔面にガーン押し付けられました。
その後ニヤッと。ダメだ、アイツぁもう、ダメだ。

その後も、他の子供達がSwitchで遊んでるところを、テレビ画面の前に立ちはだかって謎のポージングしたり、姿見えねぇなと思ったら足元からピューピュー聞こえてきたり、ふと見たらトランプ食ってたりとやりたい放題でしたよ、キラは。

なんか自宅でもそんな感じらしくて、従妹はだいぶ参ってたみたいですね。
一部始終をちゃんと見てた時に、なんかお兄ちゃんにやたら濡れ衣を着せたがるという、悪いことばっかりしてるらしいんですが、恐ろしいのが、急にカーペットにうずくまって泣き出したと思ったら、「にぃにが、にぃにが」って訴えるんだとか、にぃに何もしてないのに。

ガチで泣くらしいんで、目を離したら本当に何かされたのか、何か他に原因があるのか、さっぱりわからんと。
物を破壊するのは大人が集まってる時だって、一応、お父さんの言うことはそこそこ聞くと。

息子ばっかり可愛がってるように見えんのかな、と本気で悩んでたのですが。

その正月以降、ぱたっと止んだらしいんですよ、なんでかわからんまま。
今は普通の幼児ですよ、悪い顔もしない。
何か憑いてたの?と未だにふとした時に訊ねられるんですが、私には何もわからなかったし、何と答えてやった方が従妹が安心するのかもわからない。

ただ私達が目撃したのは、辛うじて大人が笑って許せる範疇だったにせよ、お兄ちゃんとお母さんは本当に大変だった様子で。

私が言うのも何ですが、末の従妹はびっくりするほど、アホだったんですよ。
アホな事を仕出かすっていうんじゃなくて、「勉強」って名の付くものにアレルギーでもあるんかってぐらい、地頭は悪くないと思うのですが、徹底的に学校の勉強が出来ない。
これじゃ高校進学も危ないってところで、絵を描くことに関してのみ、突出して「特技」があったので、たまたま当時新設された直後の、高校のデザイン科に進めて。

英単語覚えない漢字が出来ないのレベルじゃなかったんですよ。

アイツの為に、試行錯誤したのを覚えてます。
中学生レベルの英文の翻訳が苦手なら、大阪弁にして面白おかしくしてみたり。
漢字は読むことは出来るんで、読み続けろとか、読めるんならもう、お前の好きなBLの小説を書き出して、わたしゃ何でもいけるから、それ添削してやるよとか。
宍戸くんが好きなのに、穴になっちゃう、それぐらいのアホなんですよ。

地理は、日本だと、桃鉄だな、アホほど桃鉄もしましたが、全然覚えられない。

私が、ピアノ科で結構ゴリゴリの、おお何なら大阪代表で精鋭作ってやるぜ、みたいなグループにいたんで、気づいたら、そこのグループのメンバーが、何日もある、音楽発表会の同じ日に出られないんですよ、全員トリに振り分けられるんで。
アリンコはそんなに能力的に秀でてた訳でもなく、ただ二歳からずっとしばらくピアノ漬けだったなら、それぐらいは弾けるよな、なレベルで、グループ内から脱落した子もいれば、大阪のこんな片田舎では勿体無いって、一家で東京行ってプロを視野に入れた子もいました。
ピアノ技能検定ってのがあって、それの、音大生が取るって試験で、中学の時に全項目オールA判定出したこともいる、グループに所属してて。

ピアノでグループって何やねんと思うでしょう?グループの時は、初見連弾、初見セッションですよ。
個人レッスンの日も同じ週にあるのですが、私運が良いのか、試験管とかの立ち位置の人に「こいつはクラシックを基礎的に学ばせるよりアレンジに特化してる」って、同じグループでも技術力競うコンクールが多いのに、私だけパフォーマンス方向に行ってたりもしましたが、いとこに限らず一回見にきた親戚は「自分もやりたい」ってんるんですよ、それがスクールの狙い。

小学生高学年、中学生ぐらいの、綺麗なドレスを着た子が、何だかスッゲェ迫力の曲を奏でてる、そういう集客手段です。
そのぐらいになると、あたしゃミュージカル科の方にも手を出したので、クリスマスイベントとかこれも(一応)精鋭組の、ある意味お仕事がガンガンに来るんですよ。

技巧が必要な難易度高い曲を楽器店も絡んでるぞなところで演奏する子、技能検定の結果は中庸ながらに合格らいん何だけでとっても美人さんだぞ、って子。
一人だけ「何故」とジャズで弾き語りさせられてる私。

妹は普通のピアノ科だったので、小二でスクールを辞めました、うちの苗字って独特なんで、この教室には何ランクにも分けてこれだけの生徒がいます、みたいな道場の札的なものが張り出されてるのですが、技能検定の難易度毎に仕分けられて、そこでなんかコンクールで賞取ってたら補足が入ってる。
妹は、姉の域には及ばないと心折れて、まぁ所属してるグループが、社内の大阪陣営の全面バックアップ受けてる謎のチームだったからな、苗字で姉妹だとバレるから、もうそこに通いたくないって。

始めたばかりの子は、厚紙にテープ貼ってる仕様ですが、私と、最後まで残った美人さんは、なんかもう鉄板みたいなところに名前掘られてて、二人並ぶはずなのに、私だと「ピアノ科、ミュージカル科、ティンパニー科ドラム科」、その後主だった賞の紹介、もう一人は「ピアノ科、ミュージカル科(一応いました)、英会話」。
演奏を見にきてくれた子は、アリンコが出来るんだかと初めて、必ず挫折する。従妹もそうでした。妹は、いつからそうなったのか気づいたら「姉と同じ土俵で戦わん」とフルートになってました。
従妹の父は、私とは伯母との血縁者のですが、伯父は元はプロのギタリストでだったそうです。
フォークギターで、歌も歌ってた、やるだけやって、もう無理だわと思って、夢破れた人でもあります。

なので勉強嫌いの娘が「ああなりたい」と目指した私は、その頃には一朝一夕で演奏できる楽曲には取り掛かっていなかった。
この後、「妹」「従弟」「従妹」は近所にできた少林寺拳法を習い始め、私もそれしたいと言っても「無駄な筋肉が付くからダメだ」と却下されて、毎年毎年クリスマスになると、楽器店の店頭で歌ってたとか、他の子はクリパとかしてるんだよなとか、そういう事情を自分より幼い子に打ち明けたこともなく、高校上がったらサンターガルになって「お兄さん、クリスマスケーキいかがですか」とう、方向に転換したけど、私が本当にやりたかったのはオベラでした、声楽科がない、もし出来ても、もう通えない、んな事情は誰も知りません。

従妹も私に感化されてピアノを始めましたが、まず譜面が読めないからと練習に付き合いもしましたが、結局あの子は「勉強したくねぇ!」で終わり、今現在息子が帰宅してから復習も兼ねて勉強を教わっているそうです。

アタスにだって、自慢できるとこあるよ。
大阪では最も厳しい(それ以上となると教える側も試験管も東京にしかいない)ギリギリの技能検定で、オール満点を叩き出した人は過去居なかったそうです。
しかしその時、同じグループから、満点が「A」なのに、項目一つの表現力で「S」とった馬鹿みたいなモンスターも出現しました、オールA出したやつと、一項目でも前代未聞のA超えた変人がいる、私です。

ここでピアノを挫折した組は、高校生になるとギターを教えてくれって伯父に向かって行き、そして人格が変わったかのような鬼コーチに「お前ギター舐めてんのか?」みたいに心を折られるのが通例なのだとか。

中学生のくせに突然「あー、18禁本読みてぇ」とか言ってたウチの従妹も二児の母ですか、そうですか。

ミューカル、でも楽しかったな。
私に何か一つでも、それまでポンコツながらに磨いてきたスキルが活きていれば、もっと変わったのかな。

少し、これは妹からのあくまでも提案なのですが、私自身今現在やるかどうかは決めてません。
そろそろ小説を書いてみたらどうかと。
それをノートの機能を活用して、「見る人」を制限してみたらどうだ?

そんな言葉に、やや揺れ動いています。

ここでお商売する予定は全くなかったのですがね、気になるぅ、って人が、そういう活動もしていこうかなと揺れてます。

さて、「悪のユーちゃん」の話はいかがでしたでしょうか?
今回はこの辺りで失礼しやす、あと実はノートのメンバーシップについて、実はよくわかっていないので、その辺りもおいおい調べてみます。

では本日もお読みいただき、ありがとうございます。
もしなんか書くのなら、こういう話書いてみて、とかありましたら、コメントなどでお知らせ頂けると、書くかどうかも決めてませんが、励みになります。

皆さんは子供の頃に何が怖語ったですか?

少し思い出してみたら、面白いことになるかもしれません。

ではまた次回、お会いしましょう。ありがとでした。


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