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ヨーロッパに関する本のレビュー集

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ヨーロッパの自然や文化に関する本のレビュー集です。すべて、私、弟切千隼が読んで書いたものです。
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2023年6月の記事一覧

西洋中世奇譚集成皇帝の閑暇 (講談社学術文庫 1884)

西洋中世奇譚集成皇帝の閑暇 (講談社学術文庫 1884)  中世のヨーロッパで流布されていた、奇…

弟切千隼
1年前
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妖精 Who’s Who

妖精 Who’s Who  イギリスの妖精について、百一の項目が載っています。要するに、百一種の…

弟切千隼
1年前
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悪魔の事典

悪魔の事典  アンブローズ・ビアス氏の『悪魔の辞典』ではありません。  『悪魔の事典』で…

弟切千隼
1年前
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ロボット(R.U.R) (岩波文庫)

ロボット(R.U.R) (岩波文庫)  「ロボット」という言葉は、本書から生まれました。  その意…

弟切千隼
1年前
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リヒテンシュタイン物語

リヒテンシュタイン物語  リヒテンシュタイン侯国【こうこく】という国を、御存知でしょうか…

弟切千隼
1年前
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フランス王室一〇〇〇年史 (ビジュアル選書)

フランス王室一〇〇〇年史 (ビジュアル選書)  フランス王室の歴史について、解説した本です…

弟切千隼
1年前
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毒草の誘惑

毒草の誘惑  世界中の「毒のある植物」を紹介した本です。  本書が出た一九九七年には、ほとんど類書がなく、貴重な存在でした。  「毒」って、怖いけれど、惹かれますよね。文字どおり、危険な魅力があります(^^)  現実に、毒のある植物と触れ合うには、制約が多いです。  けれども、本で読むだけならば、何の問題もありません(^o^)  危険な目には遭わずに、「危険な魅力」にひたることができます。  本書には、美しいカラーの植物画も付いています。絵を見ているだけで

アジア遊学 (No.28) ドラゴン・ナーガ・龍

アジア遊学 (No.28) ドラゴン・ナーガ・龍  雑誌というよりは、ムックに近い『アジア遊学』…

弟切千隼
1年前
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香水―ある人殺しの物語

香水―ある人殺しの物語  十八世紀、大革命前のフランスを舞台にした小説です。  とはいえ…

弟切千隼
1年前
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カレワラ 下―フィンランド叙事詩

カレワラ 下―フィンランド叙事詩  フィンランドの国民叙事詩です。  フィンランドの神話…

弟切千隼
1年前
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カレワラ 上―フィンランド叙事詩 (1)

カレワラ 上―フィンランド叙事詩 (1)  フィンランドの国民叙事詩です。  フィンランドの…

弟切千隼
1年前
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ネス湖の怪獣 (1973年)

ネス湖の怪獣 (1973年)  ネス湖の怪獣、いわゆるネッシーについて、まじめに考察した本です…

弟切千隼
1年前
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謎解き超常現象3

謎解き超常現象3  テレビや雑誌やネットには、不思議な話があふれていますよね。  「心霊…

弟切千隼
1年前
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阿修羅のジュエリー (よりみちパン!セ シリーズ44)

阿修羅のジュエリー (よりみちパン!セ シリーズ44)  『阿修羅【あしゅら】のジュエリー』という題名を見て、何の本なのか、内容が思い浮かぶ方は、少ないでしょうね。  本書は、有名な、興福寺の阿修羅像を、取り上げています。  でも、仏像の本ではありません。ジュエリーの本です。阿修羅は、とっかかりであって、ジュエリーのほうが、本題です。  あまり知られていませんが、あの阿修羅像は、全身に、華麗なジュエリーをまとっています。  作られてから、千三百年ほども経ってし