マガジンのカバー画像

神話、民話、伝説などに関する本のレビュー集

188
神話、民話、伝説など、古来の口承文芸に関する本のレビューをまとめてあります。日本に限らず、世界各国のものです。
運営しているクリエイター

#口承文芸

シベリア民話集

シベリア民話集  シベリアに住む、多くの民族の民話を集めた本です。  全部で、十一の民族…

弟切千隼
1か月前
7

妖精事典

妖精事典  『妖精事典』という題名の書籍は、いくつも出ていますが。  本書こそは、その決…

弟切千隼
1か月前
8

チロルの伝説

チロルの伝説  オーストリアとイタリアとにまたがる、チロル地方に伝わる伝説を、紹介した本…

弟切千隼
1か月前
2

フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)

フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)  ヨーロッパの妖…

弟切千隼
6か月前
3

カタリの世界―昔話と伝奇伝承 (別冊太陽―日本のこころ)

カタリの世界―昔話と伝奇伝承 (別冊太陽―日本のこころ)  日本に伝わる、昔話などの口承文…

弟切千隼
7か月前
8

日本の美術 No 52 お伽草子

日本の美術 No 52 お伽草子  『お伽草子』を御存知でしょうか? 中世の日本ではやった、短…

弟切千隼
7か月前
4

アジア遊学 (No.87) 古今東西のおさな神

アジア遊学 (No.87) 古今東西のおさな神  『アジア遊学』シリーズの87号「古今東西のおさな神」です。世界各地の「おさな神」を特集しています。  おさな神とは、童子神とも呼ばれます。要するに、子供の姿をした神さまです。  世界の各地に、そのような神さまがいます。  子供というのは、無力な存在のはずなのに、なぜ、神さまになるのでしょうか?  本書は、その一端に迫っています。  本書によれば、信仰の対象になるおさな神ばかりではありません。口承文芸の中で親し

流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)

流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)  ドイツの有名な詩人、ハインリヒ・ハイネの著作…

弟切千隼
1年前
7

おかやまの桃太郎 (岡山文庫 (233))

おかやまの桃太郎 (岡山文庫 (233))  日本人なら、誰でも知っている昔話、『桃太郎』につい…

弟切千隼
1年前
4

宇津ノ谷峠の地蔵伝説―日光から来た素麺地蔵 (静新新書 15)

宇津ノ谷峠の地蔵伝説―日光から来た素麺地蔵 (静新新書 15)  宇津ノ谷峠【うつのやとうげ】…

弟切千隼
1年前
3

悪魔には2本蝋燭を立てよ―ロシアの昔話・俗信・都市伝説

悪魔には2本蝋燭を立てよ―ロシアの昔話・俗信・都市伝説  ロシア、ウクライナ、ベラルーシ…

弟切千隼
1年前
4

ロビン・フッド物語

ロビン・フッド物語  イギリスの義賊、ロビン・フッドの入門書です。  日本語で、ロビン・…

弟切千隼
1年前
3

アイヌの物語世界

アイヌの物語世界  アイヌの伝統的な精神世界を紹介した本です。  と書くと、難しそうな印…

弟切千隼
1年前
5

「学校の怪談」はささやく

「学校の怪談」はささやく  一九九〇年代に、「学校の怪談」というものがはやりました。それに関する論考集です。  論考集ですので、具体的な「学校の怪談」は、ほとんど紹介されていません。それを知りたい方は、別の本を読まれたほうがいいです。  一九九〇年代に、小学生や中学生で、「学校の怪談」の盛り上がりを実感した人ならば、読む価値があると思います。  もっとも、この本の内容は、かなり学術的です。普通の人には、読みにくいかも知れません。  また、一つ一つの論考は、視点や