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神話、民話、伝説などに関する本のレビュー集

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神話、民話、伝説など、古来の口承文芸に関する本のレビューをまとめてあります。日本に限らず、世界各国のものです。
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#民俗学

宙【そら】ノ名前

宙【そら】ノ名前  夜空に輝く月や星を、美しい写真と共に、紹介した本です。  「星の名…

弟切千隼
2週間前
4

シベリア民話集

シベリア民話集  シベリアに住む、多くの民族の民話を集めた本です。  全部で、十一の民族…

弟切千隼
1か月前
7

チロルの伝説

チロルの伝説  オーストリアとイタリアとにまたがる、チロル地方に伝わる伝説を、紹介した本…

弟切千隼
1か月前
2

仮面―ヨーロッパの祭りと年中行事 (現代教養文庫)

仮面―ヨーロッパの祭りと年中行事 (現代教養文庫)  ヨーロッパに息づく、仮面の文化を紹介…

弟切千隼
2か月前
10

河童考―その歪められた正体を探る

河童考―その歪められた正体を探る  河童の正体について、いろいろと考察した本です。  過…

弟切千隼
3か月前
5

ハンガリー民話集

ハンガリー民話集  ハンガリーの民話を集めた本です。ハンガリー民話の中でも、よりすぐりが…

弟切千隼
4か月前
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アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて

アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて  アジア各所の妖怪や魔術について、紹介した本です。  少なくとも、本書が書かれた一九九〇年代までは、アジアのそこらじゅうで、「妖怪や魔術が実在する」と信じられていました。  本書は、その様子を、レポートしたものです。  紹介されているのは、インドネシアのバリ島、マレーシアのランカウイ諸島、日本の琉球(沖縄)、マレーシア領部分のボルネオ島です。  これらのうちで、比較的、知られているのは、日本の琉球の情報だけですね

ヨーロッパの祝祭典―中世の宴とグルメたち

ヨーロッパの祝祭典―中世の宴とグルメたち  日本では、ゲームなどのおかげで、中世ヨーロッ…

弟切千隼
8か月前
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魔の系譜

魔の系譜  在野の民俗学者として著名な、谷川健一さんの初期の著作です。  日本史の中にひ…

弟切千隼
8か月前
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ロシア異界幻想

ロシア異界幻想  ロシアの幻想的な思想を、紹介した本です。  ロシアにおける「この世」…

弟切千隼
10か月前
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花の神話と伝説

花の神話と伝説  花の神話と伝説を集めた本です。  類書がいくつかある中でも、本書は、質…

弟切千隼
1年前
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竈神【かまどがみ】と厠神【かわやがみ】 異界と此の世の境 (講談社学術文庫)

竈神【かまどがみ】と厠神【かわやがみ】 異界と此の世の境 (講談社学術文庫)  日本に根づく…

弟切千隼
1年前
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えひめの伝説 妖怪編

えひめの伝説 妖怪編―すらすら読めて、すっきりわかる 妖怪・幽霊に姿を変えた愛媛の文化 伝…

弟切千隼
1年前
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妖精の国の住民

妖精の国の住民  イギリスの妖精について、解説した本です。  イギリスの妖精学の権威、キャサリン・ブリッグズ女史の著作です。翻訳者は、日本の妖精学の第一人者、井村君江さんです。  二〇一二年現在では、三十年以上前に、邦訳が出た本です。とはいえ、その価値は、まったく揺らいでいません。  イギリスの妖精について知りたいなら、非常に役に立つ本です(^^)  妖精という存在は、架空のものですから、分類が難しいです。  本書では、その、とらえどころのない妖精を、うまく分