マガジンのカバー画像

弟切千隼のレビュー集

581
弟切千隼が読んだ本のレビューを集めてあります。ジャンルはばらばらですが、動植物関係と、神話・民話・伝説関係が多いです。
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

新潟の妖怪

新潟の妖怪  題名のとおり、新潟県の妖怪の話を集めた本です。  民話集というより、エッセ…

弟切千隼
1年前
7

鳥の渡りを調べてみたら

鳥の渡りを調べてみたら  鳥の渡りって、不思議ですよね?  小鳥なんて、あんな小さい体で…

弟切千隼
1年前
7

えひめの伝説 妖怪編

えひめの伝説 妖怪編―すらすら読めて、すっきりわかる 妖怪・幽霊に姿を変えた愛媛の文化 伝…

弟切千隼
1年前
4

妖精の国の住民

妖精の国の住民  イギリスの妖精について、解説した本です。  イギリスの妖精学の権威、キ…

弟切千隼
1年前
4

錬金術 (アルケミスト双書)

錬金術 (アルケミスト双書)  題名どおり、錬金術の本です。  ここで言う錬金術とは、もの…

弟切千隼
1年前
2

幻獣辞典

幻獣辞典  古今東西の、架空の生き物たちを集めた本です。妖怪辞典、怪物辞典ということもで…

弟切千隼
1年前
5

梁塵秘抄【りょうじんひしょう】

梁塵秘抄  本書の題名は、「りょうじんひしょう」と読みます。  原著の著者は、平安末期の後白河法皇【ごしらかわほうおう】です。八百年ほども前のことですね。  当時の日本では、今様【いまよう】と呼ばれる歌がはやっていました。その今様の数々を、後白河法皇自らが集めて、編纂したのが、『梁塵秘抄』です。  現代に置き換えれば、天皇陛下自らが、Jポップの歌集を出した、という感じです。  八百年も経てば、最新の流行歌も、古典になります。  『梁塵秘抄』は、平安末期の社会を

天怪地奇の中国

天怪地奇の中国  中国に関する随筆【ずいひつ】集です。主に、中国に伝わる不思議な話を取り…

弟切千隼
1年前
4

世界の犬の民話

世界の犬の民話  題名のとおり、世界の犬の民話を集めた本です。  ざっと、96話ほども載…

弟切千隼
1年前
5

検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか

検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか  東日本大震災についての…

弟切千隼
1年前
5

和のお守り文様366日

和のお守り文様366日  日本の文様を、366種類、紹介した本です。  なぜ、366種類か…

弟切千隼
1年前
5

家庭の園芸百科

家庭の園芸百科  日本で、庭や公園などに栽培される植物が、たくさん載っています。  園芸…

弟切千隼
1年前
10

クマムシ?!―小さな怪物

クマムシ?!―小さな怪物  クマムシという生き物について、日本で初の、一般向けの解説書です…

弟切千隼
1年前
1

コト八日―二月八日と十二月八日 (双書フォークロアの視点 (8))

コト八日―二月八日と十二月八日 (双書フォークロアの視点 (8))  本書の題名、「コト八日」とは、何でしょうか?  それは、忘れられつつある、日本の風習の一つです。  コト八日は、一年に二回、やってきます。十二月八日と、二月八日です。  この二日間に、特別な行事を行なう地方が、かつては、日本の各地にありました。  現在、十二月八日と二月八日といえば、「針供養の日」という地方が、多いでしょう。  本書によれば、針供養とは、コト八日の変種らしいです。  昔は、