音ヶ関ダイアリー#9 麻婆豆腐
今日の晩ごはんの話。
今日は、丸美屋の麻婆豆腐を食べた。
辛さが「大辛」という、聞いたことのない指標のものだったので、
辛い物が好きな私は、ルンルン気分で用意をし、手を合わせた。
一口食べると、口の中に、唐辛子とと山椒の程よい辛さが広がり、
かつ、麻辣と絡み合った肉の旨味が、ガツンと伝わり、自然と舌が白飯を求めた。
すかさず白飯を口に運ぶ。
旨味が、白飯によって増幅していく。
それと同時に、白飯の熱が、辛味で刺激にさらされている口内を、さらに刺激する。
しかし、手は止まらない。
私は、既に二口目の麻婆を口に運ばんとしていた。
気が付けば私は、どこぞのエセ神父の如く、一心不乱に麻婆豆腐に食らいついていた。
麻婆、白飯、麻婆、白飯、たまに水…………
と、旨味と辛味の永久機関を心行くまで堪能し、
私の胃袋が、幸福に満たされると同時に完食した。
とまあ、俗に言う飯テロを、文章にて行ってみたのだが、
いざ書いてみると、思っていた三倍楽しかった。
拙い文ではあることは承知だが、それでも、
『今の私は彦摩呂や!』
という気持ちで文章を書けたので、また機会があったら挑戦してみようと思う。