BPLS2 SOUND VOLTEX インターリーグはここに注目すればOK
始めに
この記事は、「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-」のSOUND VOLTEX部門をご覧の方に向けて、インターリーグ戦で注目すべき点をまとめた記事となります。
もしご覧になってない方も、白熱した試合を是非ともご覧いただければと思います。
(2023/01/11)Rリーグの順位の反映、および一部加筆、修正を行いました。
インターリーグ戦とは
すなわち、最初に行われた総当たり戦(以下リーグ戦とします)の結果を踏まえて対戦カードを決め、レギュラーステージの勝点を巡って行われるのがインターリーグ戦、ということになります。
インターリーグ戦の注意点
これまで行われているリーグ戦をご覧になっている方でも勘違いが多い部分をご紹介します。
リーグ戦の勝点、ないし獲得ptが低かったチームがレギュラーステージ敗退確定、とはならない
レギュラーステージの最終順位は、インターリーグ戦の勝点によって決定します。
このように、リーグ戦の獲得ptがレギュラーステージの順位に影響するのは、インターリーグ戦での勝点および獲得ptが同数であったときのみとなります。
最も重要になるのは、あくまでもインターリーグ戦での勝点ということですね。
では、リーグ戦は善戦する必要がないのか、という疑問が浮かぶ方もいるかと思いますが、答えはノーです。
インターリーグ戦の勝点の仕組み
すなわち、リーグ戦の順位によって、インターリーグ戦で獲得できる勝点の上限、下限が変化します。
リーグ戦が好成績であればあるほど、インターリーグ戦を有利に進められるということがお分かりいただけると思います。
また、インターリーグ戦では単なる勝敗だけではなく、獲得pt差が6pt以上ついた場合に「大勝」、「大敗」という扱いになり、「勝利」や「敗北」とは得られる勝点が変わります。
インターリーグ戦において得られるpt数の上限は、リーグ戦の1試合と全く同数です。
先鋒戦:メガミックスバトル…勝利チームに3pt
中堅戦:タッグバトル…1曲勝利するごとに2pt、2曲なので計4pt
大将戦:シングルバトル…1曲勝利するごとに2pt、新曲については勝利すると3pt、各チーム自選が計2曲4pt、新曲1曲3ptで計7pt
つまり、3+4+7=14ptが獲得ptの理論値となり、もし10-4で勝利したチームがあれば、そのチームは6点差で勝利したことになり、「大勝」扱いとなります。
すなわち、(同点試合、無効試合などを考慮しなければ)10pt以上獲得できれば「大勝」することが出来る、ということになります。
反対に、獲得ptが4pt以下であった場合、基本的に「大敗」となります。
決勝トーナメント進出のボーダーラインについて
以下の表は、インターリーグ戦それぞれの対戦カードにおいて獲得可能な勝点を表したものです。
ざっくりした表記にはなりますが、表内にて(7,0)と表記されたものについては、Lリーグ側の勝点が7、Rリーグ側の勝点が0、というように解釈していただければと思います。
このインターリーグ戦で得られた勝点によって、レギュラーステージの順位が決まり、上位6チームが決勝トーナメント進出となります。
これらを踏まえて、進出確定、敗退確定のボーダーラインを考えてみます。
勝点0の場合
ルール上、勝点が0となることがあり得るのは2チームしかありません。
リーグ戦4位通過したチームが大敗した場合
この場合のみ、勝点が0となります。
そして、出場チームは全8チームですから、勝点が0となった時点で6位以上に入賞することはできません。
すなわち、勝点が0であった場合は敗退が確定します。
リーグ戦4位通過チームは、インターリーグ戦の相手チームに6pt差以上つけさせないこと、これが決勝トーナメント進出の最低条件です。
自チームの獲得ptとしては、5ptは必ず死守したい、といったところでしょう。
ゲーパニ頑張れ
ラウワンも頑張れ
勝点1の場合
リーグ戦3位通過チームが大敗した場合
リーグ戦4位通過チームが敗北した場合
これらについては、勝点が1となります。
勝点1となる可能性があるのは4チームなので、獲得ptやリーグ戦での戦績次第では、勝点1でも6位以上に入賞できる可能性があります。
ただ戦績にかなり依存した勝ち筋にはなるため、出来ればこれ以上の勝点を積みたいところでしょう。
勝点2の場合
リーグ戦2位通過チームが大敗した場合
リーグ戦3位通過チームが敗北した場合
リーグ戦4位通過チームが引分だった場合
これらについては、勝点が2となります。
決勝トーナメント進出の可能性としてはかなり高まるものの、計6チームに勝点が2取れるチャンスがあるため、敗退の可能性は残されます。
勝点3の場合
リーグ戦1位通過のチームが大敗した場合
リーグ戦2位通過のチームが敗北した場合
リーグ戦3位通過のチームが引分だった場合
リーグ戦4位通過のチームが勝利した場合
これらについては、勝点が3となります。
勝点3については全チームにその可能性があり、ここまで勝点を取っておくとかなり安心感が上がります。
これは、ルール上では半数のチームが勝点3以下となるためです。
インターリーグ戦のどの対戦カードについても、どちらかのチームが必ず勝点3以下で終わるようになっています。
つまり、8チーム中4チームの勝点が3以下となるのです。
そして、リーグ戦2位以下であったチームについては、勝点3を下回る可能性すらあります。
勝点が3であれば、6位以上に入賞できる確率はかなり高いと見て良いでしょう。
しかし、勝点が3であっても敗退となるパターンがあります。
それは、3チーム以上が勝点3で並び、獲得ptで負ける、というパターンです。
8チーム中4チームの勝点が3以下となることから、勝点が3であった場合は順位が5位以下、ということになります。
もし、勝点3のチームが3チーム存在した場合は、獲得pt(獲得ptも同数の場合はリーグ戦の戦績)によって順位決めがなされるため、勝点3でも獲得ptが少なかった場合に7位以下となる可能性があります。
ただこれはかなり稀なケースであると思われます。
勝点3で負けたら奇跡、という認識で良いと思います。
勝点4の場合
リーグ戦1位通過のチームが敗北した場合
リーグ戦2位通過のチームが引分だった場合
リーグ戦3位通過のチームが勝利した場合
リーグ戦4位通過のチームが大勝した場合
これらについては、勝点が4となります。
前述の通り、勝点が3以下の場合はレギュラーステージの順位が5位以下で確定します。
言い方を変えると、勝点4を取ることが出来れば、4位以上に入賞することが確定する、ということになります。
6位以上入賞で決勝トーナメント進出となるため、「勝点4以上で決勝トーナメント進出確定」です。
すなわち、ここがボーダーラインということになります。
※01/11追記
さらに色々分析してみた結果ですが、勝点同点のチームが出てきた場合に面白いことが起こると分かりました。
例えば勝点3を得るための条件を考えてみます。
同じ3点でも、リーグ戦1位通過チームに関しては、インターリーグで0ptであっても勝点3が得られるということになります。
一方で、リーグ戦4位通過チームが勝点3を得るためには、インターリーグ戦に勝利する必要がありますね。
すると必然的に8pt以上取っていることになります。(無効試合などは考慮していません)
勝点が同じ場合はpt差で順位を決めますから、同じ勝点だった場合、リーグ戦下位のチームの方が上位になりやすいという逆転現象が起こります。
もしも勝点でほぼ横並びのシーソーゲームが起きたとしたら、夢のような下剋上が見られる、かもしれません…。
各チームのボーダーラインに向けた目標
決勝トーナメント進出確定のボーダーラインについて、勝点4以上であることが分かりました。
では、各チームの勝点4以上を獲得できる条件を整理しましょう。
リーグ戦1位通過チーム
Lリーグ…GiGO
Rリーグ…レジャーランド
大敗しない(敗北しても獲得pt差を5以下に抑える)ことで、勝点が4以上獲得できます。
また、大敗だったとしても勝点は3で、余程悪い方に噛み合わなければ敗退はしないと予想できます。
リーグ戦2位通過チーム
Lリーグ…APINA VRAMeS
Rリーグ…SILK HAT
引分以上で、勝点を4以上獲得できます。
立ち回りとしては、引分以上が目標、大敗は絶対に避けたい、といったところでしょう。
リーグ戦3位通過チーム
Lリーグ…TAITO STATION Tradz
Rリーグ…SUPERNOVA Tohoku
勝利すれば、勝点が4以上獲得できます。
もし敗北した場合、勝点は2以下となるため、なんとか引分以上で持ちこたえたいところです。
リーグ戦4位通過チーム
Lリーグ…GAME PANIC
Rリーグ…ROUND1
大勝すれば、勝点を4以上獲得できます。
勝利では勝点3のため、確定とはなりません。
是が非でも勝たなければいけない、獲得ptによっては大勝も必要となる、まさに背水の陣です。
まとめ
やや長めの記事となりましたが、結論としては、
インターリーグでは勝点4以上を目指せ、0は絶対に避けろ
という基準で見ていただければ間違いはないでしょう。
リーグ戦の結果によって、インターリーグ戦の有利不利に影響するとはいえ、まだ下位チームの希望が潰えたわけではないことが分かっていただけたと思います。
そして、もしあなたが応援しているチームがリーグ戦で下位に終わったとしても、希望を捨てずに応援してあげてください。
リーグ戦上位で通過できたチームを応援しているあなたも、油断せず応援してあげてください。
来たるインターリーグ戦にてリーグ戦も佳境に入ります。
是非、選手全員の勇姿をその目で見届けましょう。
拙文でしたが、ここまでご覧いただきありがとうございました。
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