見出し画像

青唐辛子と黒胡椒のドリンク。

字面だけみると罰ゲームだが、衝撃的においしかったので紹介したい。マレーシアのインド料理店「Gajaa at 8」で飲んだモクテルだ。

おいしさの鍵となっている材料はこれ。

右は、ソーダ水、シロップ、カラマンシーの果汁がベース。そこに黒胡椒、青唐辛子、ミントを加えたもの。左は、ベースは同じで、乾燥した梅干しとプラムのシロップを追加。

この2杯、どちらもおいしかったが、衝撃的だったのは右の方。最初、ぷかぷか浮いている黒胡椒(粗びき)と青唐辛子(輪切り)を見たときはビビったが、飲んでみたら、ビビビ!ときた。めちゃくちゃうまいではないか!

味というより、香りだ。胡椒の爽やかさに、青唐辛子のフレッシュな香りが鼻に抜ける。カランマンシーと酸味とソーダ水の甘さはゴクゴクいける飲みやすさで、そしてラストに青唐辛子の辛みがふわっとくる。これがいい。印象的な余韻が、記憶に残るドリンクに仕上げている。


で、これを飲んだときは、多くの人に飲んで欲しくて次の食事イベントで提供しよう、と決めた。ただ今は、あのフレッシュさは、マレーシアだから提供できる上質なスパイスによるもののように感じている。日本でやるなら、できるだけ質のいい黒胡椒とフレッシュな青唐辛子で臨まなきゃ。


センスのいいレストランやショップが集まるエリア、バングサ BangsarにあるGajja at 8

もちろん食事もおいしかった。とくにSNSで評判がよかったスイーツ・アパンは素晴らしくて次もまた食べたい。

この店は、最新刊『地球の歩き方・マレーシア&ブルネイ編2023』の巻頭特集「美食案内」でも紹介しているので、そちらもチェックしてね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?