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楊絳『風呂』

中島みどり[訳]、1992(原著1988)

美しい恋愛小説として、そして共産主義体制が確立されていくなかでの知識人小説として、ユーモアを含んだ冷静な作品ながら次へ次へとひきこむ力をもち、訳文も平明で味わい深く、大変おもしろかったです。
また作品の読みごたえはもちろんのこと、訳者あとがきも、作品論と作家論をふまえた近代中国の簡潔な知識人研究として興味深かったです。

自分で読むときに参照したくて、登場キャラクターを読みがなつきで一覧にしました。ネタバレにはならないようにしてあるので、ご参考にどうぞ。

また、作中に登場するなじみのない語や表現について、個人的に調べてまとめました。個人的な参考の範囲でどうぞ。


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