舞台感想　留依まきせディナーライブ　Re:"REBORN"

昨日、宝塚ホテルで開催された、留依まきせディナーライブに行ってまいりました。
お隣の、大劇場では前楽真っ最中！
あーちゃんも、「前楽なのにこちらに来てくださってありがとうございます！」なんて、おっしゃっていました。
無事にライブを終えて、今日の千秋楽は大劇場に行かれるのかな？

あーちゃんが、ネバセイの曲を歌っているのを聞きながら、
大劇場では真風さんがさよならショーでネバセイ歌っておられるんだろうな……と想像すると
お隣同士で、ネバセイの曲が、歌声が、こめられた魂が
宙へと舞い上がり、混ざりあっているような、そんな気がして……
ただただ、感動です。

宝塚以外のディナーショーは何度か行ったことがあるのですが、正直どれも、さほど感動しませんでした。
費用対効果でいうと、高いなあ～という感じ。
初めてジェンヌさんのショーに行ったのは、まどかちゃんのミュージックサロン。すっごく楽しくって、ああ、宝塚のディナーショーは他とは違って格別だわって感じました。もう、最高！！
でも、宝塚のディナーショーって、チケットが手に入らない！
まどかちゃんのミュージックサロンだって、贔屓の琥南まことくんが出演していたので、チケットのお取次ぎがあって行けただけ。
贔屓がいなければ、ディナーショーなんて全然無理！
今まで何度も、宝塚ホテルに電話チャレンジをしたけれど、まるでつながりません。だから、ディナーショーは基本あきらめています。
だから、ライブ配信で楽しむだけ。現場に行きたいなあ……
もっと普通に買えればいいのにって思っていました。

私は、留依まきせさんのディナーライブがあることを知りませんでした。
知ったのは、阪急交通社の「夢組」のメルマガ。
歌、ダンス、芝居と三拍子そろったあーちゃんのライブなら観たいなあ……
とチェックしたら、残席余裕の◎
えええ？？？　嘘お！　普通に買えるやん！
早速夫を誘って二人で行くことにしました。

だんだん世の中が通常営業に近づいてきたとはいえ、まだ、席の間には仕切りがありますし、お料理も二種盛りです。
ちなみに、お料理はこちら

お酒の飲めない私は、ノンアルコールのオリジナルカクテルAwesome Drink

才巻海老とサヨリの軽い燻製　小野菜のメリメロ
青豆のババロアと鱒の卵を添えて　唐墨と一緒に
帆立貝柱のフラン　蛍烏賊と菜の花とともに

鯛のヴァプール海藻風味　玉葱のクーヴェール　アスパラガス添え
キャベツのエチュペと雲丹を加えたブイヨン・ド・レギュームソース
牛フィレ肉のグリエと季節の温野菜
新じゃがいもとベーコンのブーランジェール風

フランボワーズとライチのムース
あと、コーヒーとパンとバターね。

二種盛りで皿数が少ないので、少なく見えますが、たっぷりフルコースです。お腹いっぱい！

阪急交通社さんのお席がとても良くて嬉しかったです。
舞台が近くて見やすくて、ディナーライブの醍醐味を味わえました。

感想は、一言で言うと
最高！！！
最初から最後まで、なにもかも、最高！！でした。
選曲、パフォーマンス、構成、バンドの皆さん、ゲストの晴音アキさん。
すべてに、文句のつけようのない素晴らしいディナーライブで
声を大にして、大・大・大満足といえます。
本当に、行って良かった！！！

唯一の、マイナス点は
「セットリスト」がなかったこと！！
それはランチショーでお客さんに指摘されたとおっしゃってて、歌い終わると説明してくださったのですが、詳しくは忘れました。
でも、どれも良い曲ばかりで、雰囲気も違う選曲で上手い構成だったと思います。

覚えている範囲で、備忘録も兼ねて書いてみると
（24日、インスタライブでおっしゃっていたことを元にちょっと訂正）
登場は、バーレスクのタフラバー
それから、三曲は椎名林檎さんの
丸の内サディスティック　人生は夢だらけ　罪と罰

次は男性ボーカルの曲ということで、
official髭ダンディズムさんの、宿命とサブタイトル
そしてKing Gnuさんの白日。

それからミュージカルコーナーということで、
シカゴからオールザットジャズ
そして、レントからミミのソロ。

で……晴音アキちゃんが登場したのだと思うのだけれど……
わー、可愛い！　わー　細ーい！　って思ったように思うのだけど……
その後の曲のインパクトが強くて、その前後の記憶があいまいになってしまって、はーちゃんごめんなさい。
とにかく、あーちゃんのミス・サイゴンの「命をあげよう」が凄かったのです。私のツボにはまりまして……正直号泣一歩手前、ブルブル震えながら嗚咽に耐えたって状況でして……
お芝居を見ているわけではないのに、こうなるのはやはり、あーちゃんの芝居心の素晴らしさかなと思います。気持ちが流れ出て、キムの想いや魂まで感じられるような歌声に、涙が止まりません。
なので、記憶があいまいになっちゃって……
で、はーちゃんと一緒に歌ったのだと思うのですけれど……
ちょっと自信ない……
世界が終わる夜のようにだったのかもしれません。
記憶が戻ったのは、ドリームガールズ。
明るさと迫力満点！
あーちゃんとはーちゃんの二人ドリームガールズも迫力あってとても良かったです。

そして、宝塚時代の曲。
プロミセス　プロミセス
夢千鳥
ネバセイから二曲
だったかな。

ネバセイでラ・パッショナリア役を得た時、もう、これで悔いはないと思ったけれど、女役で卒業するのはアレなんで、次の公演にしたとかって話が頭の中に残っています。
あの女活動家の役は、素晴らしかったですものね。
いやー、一瞬でネバセイの世界に引き込まれました。
そして、前楽のサヨナラショーでは、きっと真風さんも歌っておられるだろうなって想像すると、なんとも言えない不思議な感動を感じました。

そして、あーちゃんの趣味「山口百恵」コーナー
「イミテーションゴールド」「プレイバックPart２」

そして、宇多田ヒカルさんの「ファーストラブ」
最後は和田アキ子さんの「あの鐘を鳴らすのはあなた」

全部、色合いが違う歌だと思いますが、どれも「人の想い」を感じる表現で素晴らしかったです。

そして、アンコールはご自分で作詞した曲を歌われました。
白いTシャツにジーンズ、スニーカーという装いで、
「帰り支度したわけじゃないですよ」
って笑いを取りながら、「素の自分」を見せようというお気持ちだったようです。
在団中は様々な思いもあったのだろうなと推測できる詩でしたが、決してそれをマイナスに感じているわけではなく、「辛さ」すら愛して次に進もうとしている姿を感じられ、あーちゃんは前向きで素敵な子だなって感じました。もっと、もっと、活躍して欲しいと感じます。

ざっと、こんな感じのディナーライブでした。
「セットリスト」欲しかったな。
でも、私でも知ってる曲が多くて、聞きごたえがありました。
それに、私はあーちゃんの持っている芝居心が好きで、それがすべての曲を色鮮やかに表現していて、素晴らしかったと思います。
ダンスのセンスも良いし、あの元気の良さを見ているだけで、こちらも元気がでます。

本当に楽しいディナーライブで大満足！
また、やってくれないかな……

帰りの電車で、夫との面白い会話。
私「ねえ、ディナーライブは舞台が近くて、目線があうから嬉しいよね」
夫「え？　嬉しいの？」
私「うん、目線あった！って喜ぶけど」
夫「僕、かなんわ。ずっと、目そらしてた」
私「……」
ま、価値観はひとそれぞれで……

さて、私はこれから宙組のライブ配信を観ようっと……
毎日、楽しいなあ。