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【全文無料】ルイージリザードン

こんにちは。おとです。

今回はスパイクカップneoで使用し、およそ800の中で54位になることができた、かがやくリザードンのデッキについて書いていこうと思います。

JCSの1週間後から使い続け、デッキの動きが面白くてかなり気に入って使っていたのですが、ロストアビスの発売から『ロストバレット』のようなデッキタイプが現れ、面白そうなのでそっちも使ってみたいなと思い、『裏工作リザードン』に関しては今回で一区切りにしようと思った次第です。

とは言っても、今回のデッキはそれなりに違った良さがあると思いますし、何よりWCSのレギュレーションに対応できるという良さがあります。


役に立つかは分かりませんが、ここ一ヶ月こんなデッキを使ってたんだよ〜ってのを書いていきますので、良かったら見ていただけると嬉しいです。


デッキ制作経緯

2022JCS。

パルキアを極めたものが頂点に立てると信じた私は、ひたすらパルキアを使い続けていました。

その結果、当時はスイッチャーを不採用にして、浮いた枠を使い、別のベクトルで対応力を上げた方が強いという結論に至りました。

しかし結果としては、JCS当日に相手に使われるスイッチャー、セイボリー、キャプチャーエネがあまりにも強く、結局はよく見るような構築が強いと感じる状態に落ち着いてしまいました。

落胆した私は、オフシーズンということもあったため一旦パルキアとは距離を置き、ポケモンGOのパックで組めそうなおもしろデッキを試してみることにしました。

その時に作ったのがこの3つ。

メタモンLO
ターボハピナス
ミルタンクリザードン

メタモンLOはクイックシューターに屈し、ターボハピナスに関しては後1ハッピーボンバーまでは難なくできるものの、その後に何もできることがなく、1体目のハピナスがやられるとほぼ負ける残念なデッキでした笑

ただ、リザードンに関してはかなり好感触で、フリー対戦でもそこそこ勝てて、その後のジムバトルでも4勝1敗できるほどのポテンシャルでした。

もう少し考えてみようと思い、痒いところに手が届くような形で調整してみたのが下のレシピ

コオリッポ、手帳、飴、カイが入ったよ

変えた部分自体は好感触でしたが、それでもいまいちパルキアとミュウに勝ちづらく、パルキアとミュウに対してゲームプランを見つめ直してみることにしました。

パルキアを相手することを考えていると、とあることを思いつきました。それが…


パルキアのデッキの軸をパクる


ということでした。

そうして出来たのが以下のレシピ。

カイ3、スイッチャー4

マリィ自体は強かったのですが、初動として使うには心もとない部分があり、1枚だけ採用していたカイを引けている時の展開がものすごく楽だったのもあって、パルキアのデッキの軸になっている、カイ3+裏工作+スイッチャーの軸をそのままパクってしまうことにしました。

ただ、「バトルVIPパス」はあまりにも弱かったので、すぐ不採用にして、セイボリーのケアとインテレオンをアタッカーにした時などに盤面を復旧するための「レスキューキャリー」を採用しました。

パス、クララ、とりつかい→キャリー、竿、滝壺

「キャプチャーエネ」は今まで採用していなかったことを疑うレベルで強く、序盤から終盤まで小回りが効くいいカードでした。
ミルタンクファイヤーのなごりで採用してなかったのが勿体なかったです。

「ミュウ」は、ベルトまで必要で使いづらかったゼラオラを不採用とした代わりに、気絶した後に出すポケモンとして試しで採用してみました。
ツツジの返しに強くなったり、キャプチャーエネからそのまま逃げて特性を使えるという場面もあったりと、このデッキとかなり噛み合っていました。

「モクロー」はパルキアへのアプローチとして採用しました。
後2で使うことでベンチのメッソンを倒し、サイドレースに余裕を持たせることができます。
ただ、ケアしてマナフィを置かれると機能せず、腐る対面も多かったため、ここはのちに「ライコウV」が入ることになります。

モクロー、とりつかい、滝壺→ライコウ、クイボ、レベボ

まだデッキの練度が低く、ゲームプランも曖昧だったので心配ではありましたが、上のレシピで128人規模の自主大会に参加することにしました。

結果は3-3。負けたデッキはターボ雷とアルジュラ、アルセコケコでした。
しっかり厳しい対面を踏んで負けてしまいました。

ただこの日パルキアには2戦とも勝てていて、デッキのポテンシャルは感じ続けていました。

また、負けたアルセウス軸のデッキに対しても、「ツールスクラッパー」を採用すればなんとかなりそうということも知れました。
それと同時に、このデッキでは対ヒエクでギリギリ捲るのに使えるかどうかみたいな役割しかなかったクイックシューターのインテレオンが不採用になりました。
盤面をなるべくアクティブなシステムポケモンにしておくことで、手札干渉の後でもリザードンを使う要求を満たしたいという判断でもあります。
仕方ない。ごめんねクイックシューター。

シューター、クイボ→スクラッパー、キャプチャー

こうして変わったのが上のデッキ。

どんどんよぶの成功率を上げるためや、先2でインテレオンが攻撃できると楽ということもあり、クイックボールの4枚目をキャプチャーエネの3枚目に。

実際クイックボールの数はギリギリになりましたが、終盤はエネを滝壺で付けられるので、キャプチャーからでもリザードンを呼べることもあって、なんとかなりました。


そうしてこのデッキで3人チーム戦の自主大会に参加しました。

チームでは優勝できましたが、個人成績は3勝4敗とボロボロでした笑

負けた試合がアルジュラ2回とアルセヌメルゴン、パルキアでした。

どうしようもない試合もありましたが、プレミしなければどうにかなりそうな対戦もあり、悔しい結果となりました。


そして、ここからようやくスパイクカップneoに向けてロストアビス後の環境と向き合うことになります。

(↑ロストアビスのカードリストが公開されてから嘆いていた頃のnote)


そうはいっても今更パルキアに戻っても勝てると思えないし、ギラティナとかキュレムとか何にも考えてなかったので、ロストシティのことは無視してリザードンで特攻しに行くことにしました。


話は変わり、その自主大会からの帰りの車の中で、ギラティナの構築の話をしていました。
そこで、Vstarを相手するのはできそうだけど、インテレオンみたいなヒエクを相手するのが大変そうという話が出ました。

そんな時に話に上がったのが、ダークファンタズマに収録されたカビゴン。

chrのイラストがマジでいい!

このカビゴンであればミラージュゲートから加速でき、エネの色も無理なく、インテレオンを一発で倒せ、アクアバレットで倒されないとかいう対インテレオンに申し分ない性能を持っています。


そこでよく考えると、このカビゴンはキバナ+ツインで動かすこともでき、ずっと使ってきたリザードンデッキにも応用することができることに気付きました。

ライコウVはパルキアをワンパンするだけでなく、ライコウを倒すためにもう一度パルキアを要求し、そこにリザードンを当てられることを評価して採用している部分があったので、インテレオン相手であれば同じ役割ができるカビゴンをライコウと引き換えに採用することにしました。

そうすることで、スタートしても回収ネットができるのでどんどんよぶのプランが取りやすいことと、エネルギーを水1、雷1→水2にできサイド落ちしづらくなるというメリットも生まれました。

ライコウ、雷エネ→カビゴン、水エネ

デッキコード

5w5kf5-flGMYG-kFkVfd

これが今回スパイクカップneoで使用した構築です。

(カビゴンはWCSレギュレーションには対応していません。)

ライコウ入りからパルキアに対するプランは変わったものの、相手のサイド4枚から4回攻撃してサイドを取り切るというプラン自体は変わらず、今大会の結果からも対パルキアの勝率が著しく落ちるような結果にはなりませんでした。


このアーキタイプとしてはかなり結論構築に近づけたんじゃないかなとは思いますが、キバナ、エネ転送の3枚目が欲しいと感じていたりと、あと一ヶ月使い続ければ考え方が変わって、それに伴って構築も変わっていきそうだなと思ったりもします笑


デッキの使い方

この項では、ざっくりデッキの使い方を説明します。

過去にフーパファイヤーのようなデッキタイプを使ったことがある人は馴染みやすいんじゃないかなと思います笑


序盤 1〜2ターン

相手がヒエクでない場合、相手のサイドが4になるまでは準備するのにターンを使って大丈夫です。

相手のサイドが4になるタイミングでリザードンでカウンターできるように盤面と手札を整えていきたいです。

どんどんよぶから、次のターンにカイでジメレオンを2体作る動きをすると、手札に余裕が生まれるのでかなりいいです。


中盤 相手のサイド4,3枚

相手のサイドが4の時はキバナ+ツインエネで、相手のサイドが3の時はクララ+滝壺でリザードンを動かすのが定石と考えています。

相手の盤面次第ではカビゴンやインテレオンを使うこともあります。

余裕がある時は1体目のポケモンが倒された時点でキバナでインテレオン、カビゴンを動かすこともありますが、その場合はキバナやツインエネ、インテレオンのサイド落ちと相談です。


終盤 相手のサイド2,1枚

竿+クイボorキャプチャー+炎エネor滝壺を毎ターン用意する必要があり、さらにベルト、スクラッパー、スイッチャーまで必要になる場面も少なくないので、インテレオンを何度も回収ネットで再利用しながら、盤面を受けが広い状態で保ち続けていきたいです。

ジメレオン2体、メッソンとミュウが1体ずつ、残り1枠がマナフィorメッソンの状態が理想的です。

この時サポートはフリーなので、カイが序盤の展開だけでなく、終盤の詰めにも役立ちます。
マジですごい。



相手がサイド4枚になったタイミングから、2-2-1-1のようにサイドを進めて、サイドレースを逆転するのがこのデッキの一般的な戦い方です。

ただ、サイド落ちの状況や相手の盤面次第では、先攻2ターン目からインテレオンでガンガン攻撃しに行くこともあるように、定石に囚われず臨機応変に使うことが大切です。

あくまで相手がサイドを取り切るまでにこちらがサイドを取り切ってしまえばいいので、焦らずリソースを管理しながら立ち回っていきたいです。

元々はどんどんよぶから入ることが多いので、後攻を選択していましたが、ミュウのような後攻から攻撃してくるデッキが減っていると考え、スパイクカップneoでは先攻を取るようにしていました。

ロストバレットのウッウのような、後1で攻撃できるポケモンが環境に増えた時は後攻を取るようにするといいと思います。


対戦レポート

1.ヒスイウインディ 先 6-2 ⭕️
後1でゾロアのうしろげりにミュウが弱点で倒され、後2でゾロアークにメッソンが倒されるも、先3のトップでおこうを引いて、そこからはアクアバレットし続けて勝ちました。
相手が自分のマリィで事故ってたようです。
ヤドランで捲られないようにゾロア優先で、次点でビッパ優先で倒してました。

2.白馬パルキア 後 6-4 ⭕️
先3でエンペルトVを押し付けられるも、ベルト付きカビゴンで突破できました。
手札がわりと整っていたのでマナフィを置かず、先4でしゅりけんを打たせジメレオンが2体やられるも、後4で盤面を復旧し、その後は相手の盤面
にエネが不足して、ゲッコウガ、ジメレオン、パルキアを倒して勝ちました。
マナフィを置かずにげっこうしゅりけんを誘導するのはこちらがサイドで勝てている時でないと、いくら盤面と手札が良くてもシンプルにサイドレースで負けてしまうので、あまり狙いに行くものではないです。

3.アメイジングロスト 先 6-4 ⭕️
序盤相手がもたついて、相手がおいかける展開でサイドが進んでいきました。
ヤミラミを使われると捲られるので、メッソン、ミュウを2体置かないようにしつつゲームを進めていきました。
その後は、相手の序盤のもたつきが響いてロスト10枚になるのが遅く、ヤミラミを1度しか使われなかったので順当に勝ちました。
次対戦する時は、もう少し回収ネットを温存するように心がけたいです。

4.裏工作アルセ 先 3-6 ❌
リザードンスタートで回収ネットから先2どんどんよぶから入りました。
この時、メッソン1,ジメレオン2がサイド落ちしていることを確認し、絶望。
ジメレオンに触るカードが引けず展開が遅れ、相手サイド3の時におまもり付きアルセにベルト付きリザードンで食らいつくも、チェレンで何もなかったことに;;
そのままズルズル負けました。
シンプルに事故ってしまいました。

5.パルキア 先 6-4 ⭕️
インテレオンが1枚サイド落ちしていて、アタッカーとして使うと竿かクララからでないとインテレオンの裏工作ができなくなるので、アクアバレットはせずに、先2は溜めのターンにしました。
その分手札に余裕が出来ていたので、後2の攻撃の返しに滝壺キバナツインエネでリザードンを動かすことができ、1体しかできていないパルキアを倒せました。
次のターンもエネ付きパルキアをスイッチャーで倒し、その調子でサイドレースで勝ち。
途中走りすぎた場面があったので、優勢の時は落ち着いてプレイしたいです。

6.パルキア 先 6-4 ⭕️
先2からスイッチャー+アクアバレットでメッソンを倒し、後2にパルキアが攻撃してこなかったので、先3でボスでもう一度ベンチのメッソンを倒しました。
その後は相手の足場を序盤に崩せていたおかげで、セイボリー、ツツジのようなカードを使われることもなく、危なげなくリザードンで勝てました。

7.パルキア 先 5-1 ⭕️ たね切れ
相手の方が未だかつてないほど事故っていました。
対戦終了後に手札を見せてもらったのですが、スイッチャー4枚とインテ3枚、ジャマー、水エネでした。
しかも相手の盤面はパルキア、スターミー、キャプチャーから1度メッソン出てきた程度でした。

8.ギラティナ 後 5-6 ❌
配信卓に出させて頂けましたので、よかった配信も見てみてください。

5:09:30頃から映ってます。

ギラティナには手札干渉が無いと思って、サイド落ちを確認してからクイボのコストを考えるためにレベルボールからプレイしました。
手札にヒスイのヘビーボールがあったので、たねのサイド落ちがないか確認して、サイド落ちしていなかったので、ヒスイのヘビーボールをクイボのコストにすることは決定しました。
その後もサイド落ちを確認していくと、なんとキバナが2枚ともサイド落ちしていることに気づき、絶望。
どんどんよぶをする予定だったけど、サイドからキバナを拾わないと相手のサイド3枚からしか動けずにサイドレースで負けてしまうので、レベルボールはメッソンを持ってきて、続くクイボもメッソンを持ってきて、ツインエネをベンチのメッソンに貼って、次の番にアクアバレットを打てるように番を返しました。
その後は配信卓にもある通り、先2おとぼけスピット、後2アクアバレットでサイドが1ずつ進みました。
そして残念ながらキバナは拾えず。
先3でひきさくでサイドを取られ、後3はマナフィ前でみずかけ。
先4でロストインパクトでサイドを取られ、後4は滝壺からリザードンを動かしサイドを2枚取りました。
この時、焦っていたのもあって、あんまり考えずにトラッシュから拾ったのと回収ネットで回収したメッソンを2体置きました。
ヤミラミを考えていなかったわけではないですが、それよりジャマー付きギラティナを突破するのに竿+クイボorキャプチャー+滝壺or炎エネ+ベルト+スクラッパーの5枚のカードが必要だったので、その要求を満たすためにはメッソンを置く必要があると判断しました。
また、ヤミラミを切っている構築もなくは無いのかなと思った部分もあります。
結果的にヤミラミにメッソンを2体倒され裏目に。
次のターンに盤面にhp120以下のポケモンを置かずにギラティナVstarをスイッチャーで倒すことで一応勝ち筋は残しましたが、相手の山札も残り少なく、しっかり必要なカードを引かれてしまい、負けました。
ヤミラミの強さがモロに出た試合だった思います。
キバナがあれば、相手のサイドが4のタイミングでサイドを進めることができ、勝てていたかもしれません。悔しい。


全体的に相手の事故に助けられたような試合が多かった気もしますが、パルキアに4戦4勝できたのは良かったかなと思います。

結果は6勝2敗で54位。
大会限定のプレイマットを頂きました。


まとめ

かがやくリザードンというカード自体が持つポテンシャルはとてつもないもので、それを何度も何度も使い回すというコンセプトはすごく良かったと思います。

毎回そのターンに必要なカードを考えて、要求を達成できるように自分の盤面を組み立てていくのがすごく楽しかったです。

ただ、プレミするポイントがめちゃくちゃ多く、最初の方はカードをプレイする順番を間違えて自分にムカついてしまうこともありました笑

逆に言うとそうしたミスを積み重ねて、徐々にミス無くプレイできるようになって成長を感じた時は素直に嬉しかったです。

時間もシビアで最初のうちは難しいかもしれませんが、パズルを組み立てているような感覚で楽しいので、是非使ってみて欲しいです笑


ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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では、また別の記事でお会いしましょう!

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