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泣くことと怒鳴ることとは同じこと
仕事の場面で、泣く人と怒鳴る人は実はあまりかわらないんじゃないかと思いました。
最初、怒鳴る人が苦手ということを書こうとしていたのですが、ふとその精神構造を考えた時に、泣く人とあまり変わらないようなことに気づいて。
自分は悪くない
*責められたくないから泣いて相手の言葉を止める
*責められたくないから怒鳴って相手の言葉を止める
イニシアチブを取りたい
*泣いちゃったら相手が被害者の気分になるから自分が優位に立てる
*怒鳴ることで相手を加害者(やらかした)感じに仕立て上げて自分が優位に立てる
というようなことかなと。
ただ面白いのは、泣く人には厳しいけど、怒鳴る人には大人しく従う雰囲気が社会に蔓延していること。
泣くのはやはり女的なイメージなんだろうか。
怒鳴るというのは男性的で力を見せつけるということと認識されやすいのだろうか。
女々しいこと=社会的悪
男性的で強いこと=社会的善
という図式が根底にあるのかもなぁなんて感じます。
昔、「女はすぐ泣くからなぁ」とか言っている人もいました。今でもいるのかな。いるんだろうなぁ(笑)
一方で、当たり前のように存在している「怒鳴る男(人)」「声を大きく荒げることで話をゴリ押しする男(人)」には何も言わないどころか、リーダーシップがあって素晴らしいとか言いがちな気がします。
単なるモラハラだと思うんですが、なんでこんなことが社会の中でありなんだろうといつも思います。
こういう部分が批判対象にならないって今までの文化そのものなんだなーとも感じます。
面倒臭いのはこういうタイプの人って自分を悪く見せないことがうまくてタチが悪い気がします。
かつては怒鳴られると「私が悪かったのかもなぁ」と思ったりしましたが、最近はそういう人がいると会話をする気もなくなり、どうやってこの場から去ろうかなということを考えます。だって時間の無駄だもの。
大人同士の話の中で怒鳴ったり声を荒げるなんて普通じゃないことですよ。泣くのと同じくらい。むしろ泣く方がまだ普通かもしれません。
なんてことを考えました。
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