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記憶

マニキュア。

時と場合に応じて色は考える。
研修や初めてのお客様と会うならベージュ系、
華やかな場や多少の遊び心が許される時はレッド系、
サッカーの応援の時は、チームカラーを入れたりと思いきり楽しむ。

綺麗なピンクや紫、ビビッドなオレンジなどはあまりしない。
似合う似合わないというか、ビビッドなオレンジなんかは年が行ってる人がしてると格好いいとも思うけどなんとなく手が伸びない。

色をみてみるとまさにこの3系統がほとんど。

・ベージュ系
・レッド系
・青系
・差し色や装飾に使うラメ類

なんか偏っているなと思いながら、みていて、レッドとベージュの記憶が蘇って来た。


若い時からバイトをしていた外食産業では当時ネイルOKというところは少なかった。接客インストラクターをしていたこともあり私も当然普段からネイルはしていなかった。

ベースを指弾きで弾いていたことも爪を伸ばしたりマニキュアを塗らない理由の一つだった。

でも時々、大学の試験の時や、少し長期にバイトを休んだ時。
試験の時なんかはバンドの練習やライブも入れないので少しだけ爪を伸ばすことができて、そんな時は非日常にドキドキしながらマニキュアを塗ることも多かった。


試験の合間に当時仲の良かった人と食事に行ったりする時に、その人は気づくような人ではなかったので「みてみて!」と、ドキドキしながら見せたもの。

その時に「それ、ちょっと嫌い(みたいなことを)」と言われたのがレッド。

「あ、それは似合う。好き(みたいなことを)」言われたのがベージュ。


ということを思い出したのでした。


ベージュとレッドは普通のチョイスといえばそうなんだけど、何か言われた色を無意識に選んで買っているのが面白い。

ベージュは確かに誰でも似合う。コンサバティブ。

レッドは好き嫌いはあるだろうなぁ。当時は自分も普通にしていても派手だったし。相手は地味なタイプだったし。でもやっぱり自分が上がる色で好き。

その人に青を見せたらどんな顔したんだろう(笑)なんて今思ったりします。


嫌いと言われた色をつけ続けるのは、私は私という静かな意思。いや、頑固な意地なのかもしれない。

今思い出しただけだけど。

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