引退公演

2023/2/20(月)
無事引退公演が終演致しました。
ご来場頂いた方、応援して頂いた方などありがとうございました。
今公演では照明オペ&受付として参加しました。
自分が初めて照明に触れたのが丁度1年前の引退公演。その時は先輩が操作しているのをただ見ているだけでした。
自分が実際に操作してみて、改めて照明の楽しさと難しさを実感することが出来ました。

開場前、後輩に「ほんとに自分が操作しちゃってもいいの?」と尋ねました。
部活内のことなので基本的に先輩が優遇されるわけですが、自分があまりその制度が得意ではなく、後輩にオペを任せるか最後の最後まで悩んでいたんです。
その後輩は自分や3年生の先輩方が照明を操作しているところを見て独学で照明を学び操作できるまでに至った子で、恐らく自分より照明に詳しいし信頼出来る子でした。
自分は来年最高学年になり舞台に立つ回数も増えると思うので照明に触れる機会が中々ありません。これから照明に沢山触れていくのは後輩達です。
だから、今のうちから慣れておいた方が良いだろうと思いそんな提案をしました。そうすると後輩から「先輩の方がこれから触れる機会が少ないからこそ、その少ない機会を大事にしてください。」と言われ、自分がオペをすることを決めました。

リハの時、役者陣とかなり意見が割れました。
ですが本番は役者陣と一致団結して臨むことができました。
でも、クオリティとして納得するものではありませんでした。
光を出していて自分の心は動かない。緊張はしていなかったけれど、無意識で照明を操作していました。
無意識で操作できるくらいには頭に叩き込んでいましたが、お世辞でも楽しいとは思えなかった。
まるで練習の時と同じよう。本番ならではの緊張感がなく、納得できないまま終わってしまいました。

照明は人が感じる視覚的情報が同じものであることが多いです。
ですが、同じものを見てどう感じるかは見る人の感性次第です。
対して音響は聴覚的情報が同じものであることが多く、照明と同様にそれをどう感じるかは見る人の感性次第です。
ですが自分は照明よりも音響で感動することの方が多いです。一般的に見てもそうなんじゃないのかな…?
だからこそ、照明で人を感動させれるようになりたいと思っていたが、自分ですら感動しなかった照明にお客様が感動するわけない。

でも、矛盾しているかもしれないが照明に触れて楽しかったことは事実で、役者陣が楽しんでいたことも事実。
ハプニングはあったが、最終的にみんなで乗り越えれたのでよしとする。

そして、新部長になりました。
顧問の先生に「部長ならではの責任感などもありますから頑張ってくださいね」と言われたが、それは違う。
人としての責任感が役職上増えるだけだと思っている。
先輩がいなくなり自分達が部活を進めていかなければいけない立場になるが、それなりに頑張ろうと思う。

話は変わりますが、小学校6年の頃の自分は、演劇クラブで部長をしていました。
その頃、もし演劇を続けるなら中高で部長をできたらいいなと思っていたのでその頃の夢が叶いましたが、正直過去の自分こそ最大の重荷である。奮い立たされる。

そして後輩が良かった。
照明の理解度が凄い子は勿論、今回難しかったのは音響。それを苦戦しながらもこなす後輩を見て純粋に尊敬した。初めて後輩に会場アナウンスを任せたがこれも非常に素晴らしい。そして1年生ながらに演出をした子も素晴らしかった。
と同時に自分の力のなさを痛感させられました。

ひとまずこんな感じー。
まぁこれからも気ままにやっていきますので気になった時に見てね🍅

照明オペ

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