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tsukihana
有名建築で見つけた吸音仕上げ
有名建築の中でさりげなく、あるいは大胆に、吸音仕上げを施した事例をいくつかご紹介します。
Seattle Public Library / Rem Koolhaas
全面ガラス張りの図書館。圧巻ですが、音環境的にはよく響きそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1643009031049-v8qbCGd4c4.jpg?width=1200)
上の階へ進むと、天井に雲のような吸音仕上げが施され、落ち着いて読書できる空間になっていました。音環境に配慮した設計がされていますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1643009047677-PixTbqHwGx.jpg?width=1200)
King's Cross Station / John McAslan + Partners, ARUP
ハリーポッターで有名なキングスクロス駅。
改修で大屋根がかけられました。1つ目の例と同じように大空間です。
![](https://assets.st-note.com/img/1643010096721-DlOuzYOZKj.jpg?width=1200)
屋根の三角形のフレームの上をよく見ると、吸音仕上げ(有孔パネル)が施されているのが見えます。
多くの人が会話し、ひっきりなしにアナウンスが流れる空間でも、音が明瞭に聞こえていました。
大空間における吸音材の効果は大きく2つあります。
1つは喧噪感を減らすこと、1つは放送アナウンスが明瞭に聞こえること。特に2点目については、日常的にも放送アナウンスをしっかり聞きたいですし、図書館でも駅でも、災害時や緊急時には非常用放送を聞き取って安全に避難する必要があるので、吸音材がいかに大事かがわかりますね。
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