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予定変更

ようやく今年も繁忙期が終わり、かなり時間が空いてしまいましたがまた書かせて頂こうと思います。

実は今日、とある美術館に行く予定でいました。
ネットでチケットを購入して昨日までには到着するだろうと予想していましたが、今朝まで待ってもチケットは到着しませんでした。

しかし急ぐ必要はなかったので、「今日は無理だから何か他のことをしよう」と思い直すとすぐに、映画の割引チケットの期限が明後日迄だったことに気づきます。

「じゃあ映画を」と最寄りの映画館の上映作品を見たところ、ジブリの最新作『君たちはどう生きるか』が目に留まり、数日前にテレビで「今回は宣伝をしないんです」と鈴木敏夫さんが仰っていたのを思いだして、「あ、そんなこと仰ってたなあ」とのんきなことを思いながら、宮﨑監督の作品は宣伝があってもなくても観ない理由がないので、普通にポチっと席をとり、ふらっと出かけて観てきました。

なぜ私の個人的なふらっと出かけた話をわざわざ書かせて頂いているかと言いますと、何の前情報もなく気軽に観るつもりでいたのですが、観終わった後ズーンと重い宿題を持たされて帰ってくることになったからです。

映画館を出てから少し調べましたが、今日が公開初日だったそうで、日付が今日になってから意味深な投稿がジブリのHPや関係者のSNSに上がっている、とネットは今朝からざわついていたとのことです。

主題歌の歌詞も見ましたが「なるほど」と。前情報なしのため、エンドロールにもいい意味での驚きがありましたし、それらも含めての演出なんだろうなあ・・と思うと宿題が余計に重くなった気がしました。

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勿論公開初日からネタバレするようなことは書きませんが、一つだけ言えるのは「考えよう」ということだと思いました。

何を考えるかは、観てからのお楽しみということで、私は自分にできることを粛々と僅かながらでもやらせて頂こうと思います。

自宅に帰ってポストを開けると、やはり来ていました、美術館のチケット。
この僅かなすれ違いで予定変更が起こりますが、私にはよくあることでして、「起きたことが必要なこと」だと思っているとストレスにはなりません。
「今日はジブリを観て考えろ」ということだったんだなあと何故だか気が引き締まりました。

と言っても、私一人だけで答えが出せるとは到底思えないので、映画をご覧になった皆さんもお一人おひとりが共に考えて頂けたらいいなあと願ってやみません。


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さて、この半年の間にも世界では様々なことが起きていました。

私は物事を時系列で見るのが好きでして、自分の生きて来た数十年だけでなく、他者の経験や、過去の歴史も含め、気になることに関連すると思われることを並べていくのですが、
そういう作業を全てに対して日頃から行っていると、今何が起ころうとしていて、自分は何を選択すればいいのか、と言ったことが感覚で分かってくるような気がします。

一言でいうと「経験則」に近いと思いますが、これは自分が今回の人生で経験したことだけではなく、他者の見地や歴史として積みあがったものも含まれるため、一般的に使われる「経験則」は自分の経験だけを指していることが多いかなと思うので少し違うのかもしれません。
おそらくこれはもっと深淵なもので、「直観を得るための材料集め」みたいなことだろうと思います。

この直観、多くの場合は、何もしないで得られるものではないと私は思っています。
何か課題をクリアしたい時、自分でも考え、いろいろ検討して、それでも納得がいっていない時などに必要に応じて与えられるものと思います。

となると、「じゃあその直観は誰から与えられているのか」となりますが、言うに及ばず"見えざるもの"からなのですが、私だけにではなく、多くの方に与えられているこの直観は、「一体何のために誰から与えられているのだろう」と考えた時に、最後に行きつくのはやはり神さまだろうと私は思っています。

同じことを、利権等には興味を示さず純粋に研究されている研究者やスポーツ選手、芸術に携わる方が仰っているのをよく耳にします。
そういう方々は"見えざるもの"や神さまの存在を当たり前に認めておられる方が多いのですが、それは日常のお仕事や創作活動等で実体験を通して実感されているからだろうと私は思っています。

過去記事をお読みいただいた方はもしかすると覚えて頂けているかもしれませんが、ここでいう"神さま"とは、仏さまでもイエスさまでも天照大御神さまでもなく、人間を含む全てをお創りになった方のことで、"創造主"と呼ばれる方もおられますが、私は便宜上"神さま"と呼ばせて頂いています。

私は無宗教者ですが、神さまの存在は信じていて、この宇宙や自然の成り立ち、更には上記のようなことを考える時いつも、神さまへの畏敬の念と同時に感謝を思わずにはいられません。

ですから"誰が?"に対する答えはあっさりご説明できるのですが、「何のために?」は少し掘り下げる必要があると思いますので、次回はそんなことを考えてみようと思っています。


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