ライフイズテックにQA担当として入社するまで

はじめまして。ライフイズテックでのサービス開発部 プロダクト戦略グループに所属し、QAをやっていますotkyskです。
経歴を説明しますと大卒でCanon株式会社に入社して10年以上QAの業務をしていました。主な業務としては外注先から出てくるアウトプットの管理をしていました。

Canonでは何をやっていたのか

予算の確保

テストベースレビュー(仕様書の曖昧度を解決する手法)の指摘件数とその内容についての検証
テスト設計書、テストケース(機能面、負荷・性能面)のレビュー
→開発とレビューをし、正常系、異常系、負荷・性能テストの条件ややり方の定義をしてきた。

テスト計画書の作成

→いつまでに、何人で、どんな環境を利用してどういう機能に対してテストを行い、どれだけバグを出すか?とQCDの観点で作成してきた。

テスト実行時の日々の進捗管理

→バグが発散したらテストを中断して開発に再リリースを打診
→バグが出なかったらテスト設計書、テストケースを見直しつつ、開発に実装が不安な箇所をヒアリングしての探索的テストの実行を指示

テスト報告書の作成

ちなみに、当時はアジャイル開発ではありません。WF開発でした。しかも担当している製品がプリンタードライバーであったのでプリンターが開発される度にドライバーの開発も始まると同期を取らなくてはならない状況でした。最高3バージョンのドライバーのQAを並行して行った事もあります。目まぐるしかったです。

Canon退職後の歩み

Canonを退職してから会社を転々としてきました。Canonの実績が買われて1人目QAとして採用されたと言うのが多かったです。しかし、転職した先では不十分な仕様定義やそもそも”品質保証”が開発サイクルに組み込まれていないという状態でした。

プログラムをとりあえず作ってリリースした典型的なイメージ


自分はCanon時代のようにQAプロセスを回す事をしたかったのですが、開発から言われたのは新機能の自動テストを構築しろと。新機能の自動テストは自動化対応はコストリターンが見合わないし、手戻りが多発するよと、反論したら喧嘩になりました(笑)
次に、受託開発の会社に転職しました。受託開発の会社が全てとは言えませんが、自分がジョインした会社は開発のスピード(ジュニアのエンジニアが8割)やスケジュールの調整などの問題から、QAのWait時間ばかりが伸びる状態になってしまっていました。何のために自分を採用したのか?がわからなくなったので転職しました。
次に転職したのはモバイルオーダーのiOSアプリ、サーバーサイドアプリの開発会社でした。コロナ渦もあり需要は高く、資金調達も上手く行っていたので、ようやくQAらしい仕事をできるのかなと期待していました。が、しかし、ある日、QAのコストをほぼ0にするとお達しが来た訳です。理由は資金調達ができなくなった、整理解雇をする羽目になったとのことでした。

ライフイズテックとの出会い

そして、現在、ライフイズテックの1人目QAとしてジョインしました。社内は入ってみないとわからないのが本音だが、良かったと思えたのは「機能仕様書がある」、「PDの判断が的確」、「開発がQA頼り」、何より「QAをどうするか、どうあるべきかを考えている」とマッチして、自分がやりたいQAプロセスを回すと言う事を取り組めてます。本当に感謝してます。
経歴ばかりの話でつまんないなと思われるのもアレですし、最後に書くなら人生経験から学んだ事だけ書きます。
自分は3回QAを潰してます。よって、3回も失敗しているんです。ただ、失敗しても次成功すれば良いんだと思ってます。失敗をしても不器用に、真面目に生きれば必ず良いことあるんだなとも前向きに生きています。こういうスタンスやバックボーンで残りのサラリーマン生活を過ごしていけば成果も出てくるだろうとしんじてます。
長々と失礼しました。最後までご覧いただけますと幸いです。

お知らせ

ライフイズテック サービス開発部では、月毎に気軽にご参加いただけるカジュアルなイベントを実施しています。開催予定のイベントは、 connpass のグループからご確認ください。興味のあるイベントがあったらぜひ参加登録をお願いいたします。皆さんのご参加をお待ちしています!

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